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2021/5/14 (金)
さいたま市北区、T様邸で外壁のコーキング打替

さいたま市北区、T様邸で外壁のコーキング打替    さいたま市北区、T様邸で外壁のコーキング打替

 

 さいたま市北区、T様邸で屋根塗装や外壁塗装が順調に進捗し、外壁の縦目地コーキングの打替と窓周り、入隅の打増が完了しました。
 屋根はシーラーで下塗した後、エスケー化研株式会社のクールタイトシリコンで中塗と上塗が完了しました。とてもきれいに輝きを取り戻しました。
 外壁塗装は塗り潰し部分の上塗が日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで完了しました。中塗の色彩と微妙なグラデーションになっていて上品に仕上がりました。
 コーキングの打替というのは古いコーキングを撤去して新しい物を充填する事です。この場合、外壁塗装後に行わなければなりません。何故かと言うと外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うためです。夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。外壁塗装後に打替るためにはコーキングの色を外壁に合わせたり、養生したりと余計な手間暇が掛かりますがシーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。
 打増というのは窓周りや入隅等で物理的に古いコーキングを撤去出来ない場合に、その上からコーキングを打つ事です。充填量は打替の1/3程度ですので熱による膨張収縮は然程大きくないので外壁塗装の前でも後でも構いません。
コーキングの打替は次の要領で行いました。
1 撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2 清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.ボンドブレーカー貼り
今回T様邸の外壁ジョイント内側のジョイントハットにはあらかじめコーキングを弾く素材がが使用されていましたのでボンドブレーカーは使用しませんでした。
通常はコーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープです。コーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合ボンドブレーカーは入れません。
4.テープ養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
5.プライマー塗布
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がします。
 外壁が2種類なので、コーキングも2種類使いました。使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。品質もよく、色数も揃っているので今回もとてもきれいに仕上がりました。
※ 5月11日と12日の作業内容をまとめました。