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さいたま市南区、Y病院の大規模修繕工事は塗装工事やタイル目地コーキングと並行して防水工程にも着手しました。
塗装班は外壁塗装用の養生の撤去が完了し、病院正面のパネルの傷んだコーキングの撤去と清掃を行いました。晴れの続く日を見計らってパネル塗装を行います。
シーリング班は病院の裏面に作業が移りました。伸縮目地やサッシ廻り、水切との取合等のコーキング打替を進めています。
防水班は塔屋と屋上から作業を開始しました。既存のシート防水はあちこち傷んでいたため防水層と基材の間に大分雨水がたまっていました。不良個所を切開して溜まっていた雨水を全て抜きました。接着不良部分も剥がして高温で接着しジョイント部分は高熱で溶接して補修しました。
その後カチオンを塗布しました。カチオンというのはセメント系の下地処理剤で1つは補修に有効です。傷んだひび割れ等にも染み込んで埋めてくれます。もう1つは強力な接着剤としての働きが有ります。
カチオンは+(プラス)の電荷を持った「陽イオン」で、反対にアニオンは-(マイナス)電荷を持った「陰イオン」です。
基材のコンクリートやモルタル、防水シート等は、負(-)の電気(アニオン)を帯びています。磁石と同じでプラス(+)とマイナス(-)で引き合う様にカチオンとコンクリートやモルタル、防水シート等は強い密着接着をしてくれます。
塔屋は傷んでいたドレンも改修用の物と交換しました。プライマー(接着剤)を塗布し絶縁シート張りと端末シールも完了しました。
屋上部分も同様の工程で不良個所を切開、雨水を抜き、接着不良部分の補修後にカチオンを塗布が途中まで進捗しました。
※ 5月24日、25日の作業内容をまとめました。