さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市見沼区、S様邸で屋根塗装(２階部分の大屋根)と外壁塗装は共に上塗が完了し、付帯部分の塗装も順調に進捗しています。長らく天候不良で工事が中断していたため、若干人数を増やして作業を進めました。
　大屋根はエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン　CLR-110スレートブラックで上塗が完了しました。
　この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、脆くなりやすいスレート等、屋根材のダメージが軽減され建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。この塗料を使用するとさいたま市から補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。白茶けていた屋根が黒々と重厚感溢れる屋根へと生まれ変わりました。
　外壁は2種類の窯業系サイディングボード(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で1種類は単色に見えますが微妙なグラデーションが有ります。もう1種類は意匠外壁です。
　両方とも現在の雰囲気を大事にしたいとの事で日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリア　透明塗料で中塗と上塗が完了しました。微妙なグラデーションも、意匠外壁も色彩が蘇り、とてもきれいに生まれ変わりました。
　その他、鼻隠や横樋は目荒らしが完了し塗装エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで途中まで進捗しました。
　目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り、微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
　表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
　逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちするのです。
※ 昨日７月１０日の作業内容をまとめました。