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上尾市のY様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水がようやく完工しました。ようやくと言ったのは突然の天候の急変で何度か終わりそうで終わらなかったからです。
Y様邸はこの地域で最初に建てたモデルハウスだったそうです。この一角の約20棟は同じハウスメーカーで建てられたもので殆ど似たデザインと材質で建てられていますので、このハウスメーカーの欠点や弱点も良い点も施工状態は詳しく把握しています。Y様邸は丁度10件目の施工になりました。
静かな新興住宅地に建つ洒落たデザインの築13年のお住まいで初めての塗装でした。
屋根はスレート瓦で釘浮補修・頭留や瓦のひび割れ補修をした後でエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン CLR-110 黒色で塗り替えました。白茶けていた屋根が黒光りする重厚感溢れる屋根へと生まれ変わりました。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。また熱による屋根材のダメージも軽減され、僅かですが室温も下がるので夏場には助かります。この塗料は自治体によっては補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠のジョイントには隙間やひび割れが有り雨水が侵入していました。隙間補修後に破風・鼻隠はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン 白に近いライトグレーで塗り替えました。こちらも輝いています。
軒天も隙間を補修し日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗り替えました。元々グレーの軒天でしたので何となく重苦しい印象が有ったのですが真っ白に変わってお住まい全体が明るくなりました。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で僅かにチョーキングや反りが発生していました。また雨水を何度も吸ってしまったためかなり脆くなっている箇所も有りました。
窯業系のボードは湿気を吸うとどうしても反ってしまいます。脆くなったり、反ってしまうと直す事は不可能なので、そうなる前にメンテナンスをしておく方が得策です。
外壁の下部分はかなり脆くなっているため、一旦下塗材で固めてから中塗と上塗を行いました。どちらも日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ ND-013 グレーとND-400 ライトグレーで塗り替えました。シンプルでソフトな色彩の組み合わせなのですっきりした雰囲気に生まれ変わりました。
コーキングはひび割れや穴開き、剥離が有り雨水の侵入痕が見られました。雨水が侵入する事で当然内部の木部は腐り易くなりますし、何より外壁の角が脆くなってしまうので注意が必要です。この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁の色に合わせて打替を行いましたので違和感なく仕上がりました。
ベランダのFRP(繊維強化プラスチック)防水は東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
全体的にモノトーンの中に樋や下屋根の黒色がアクセントになり上品でとても美しく仕上がりました。長い間ご不便をお掛けしました。
大変有難うございました。
※ 8月19日から昨日21日までの作業内容をまとめました。