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さいたま市浦和区、N様の歯科医院で先日足場の解体と補修塗装が終わり、屋根塗装と外壁塗装、ベランダウレタン塗膜防水が完工しました。
N様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約5年位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位が上がる仕組みはよく分かりませんが、真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
築約30年の建物で屋根は瓦棒(トタンを縦葺きしたもの)、外壁はモルタル、ベランダはウレタンシート防水で、2回目の塗装工事でした。
足場が解体されると施工前とは全く印象の違う、美しく生まれ変わった建物が姿を現しました。
瓦棒屋根は釘浮き、釘抜けを補修し、錆をケレンして落とし錆止め塗装をしました。その後に、エスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン/CLR-162 フレッシュ グリーンで塗り替えました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材のダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。
屋根の上裏は木製で水分を吸って腐ってしまった箇所が何か所か見受けられました。前回の塗装工事の際に何もしていなかった様ですが、きちんと塗装していればこの様にはならなかったと思います。この部分は不良個所をカットして全体をケレンしてから塗装しました。
軒天は前回の工事では外壁塗料で一緒に塗られてしまっていたためパッとしない印象でしたが、今回は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗装しました。いっそう明るくなって、とてもきれいです。
外壁はALC製ですが前回の工事の時に水性弾性塗料を使用しているためひび割れは目立ちませんでしたが、一部塗装膜の剥がれている箇所も有りました。幸いアルミ製窓枠のアルミとの取合部分でしたのできれいにカット出来ました。
外壁表面のチョーキングは激しく塗装膜の劣化状態はかなり進んでいました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-282 やや黄色味がかったパステル調の茶色で行います。自己主張の有る洒落た色彩です。
窓枠や手摺、鉄骨フレーム、メーターBOX類等の鉄部は大分錆が出ていました。ケレンして錆を落とし錆止め塗装後に、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/濃い茶色で塗り替えました。隙間からかなり雨水が侵入していたためしっかりとシーリングを行いました。
ベランダの防水は限界に来ており、所々剥離や破れが有りました。以前雨漏りしたためご自身でコーキングをして止めたそうですが、立ち上がり部分の剥離は酷かったため、アルミのアングルをビスで固定して補修しました。
防水部分はAGCポリマー建材株式会社のサラセーヌでウレタン塗膜防水を行いました。ウレタン塗膜防水は継ぎ目の無いシームレスな防水層を形成するので地震等で多少の歪みが起こっても割れたり剥がれたりする心配が有りません。
基礎は本来塗装しないのですが、見栄えが悪く汚れが酷いためグレーで塗装しました。外壁のやや黄色味がかったパステル調の茶色と窓枠や笠木の濃い茶色、軒天の白色のコントラストがとても美しく調和しています。
長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。