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さいたま市浦和区のIビルで外壁塗装のための高圧洗浄や付帯部分の補修を行いました。一昨日の足場設置に引き続きコンプレッサーの音が響いて煩くなり、ご近所には大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんでした。
高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
隣接する建物とはかなり近いので汚れを飛ばさぬ様に細心の注意を払って行いました。またビルの前は歩道のため人や自転車が絶え間なく通行するので1人誘導用に立って通行を妨げぬ様に行いました。
その他、銅板葺き外壁はかなり釘抜けや浮きが有りましたので打込んで補修しました。電線を固定するサドルも錆が酷いため交換しました。
このビルは1階が店舗になっており、全国の地酒や有名なお酒、ワイン等が並んでいました。私は下戸なので味は分かりませんが、名前だけは聞いた事の有る銘柄がずらっと並んでいます。
主な施工は以下の通りです。
IビルはEビルとお隣の信用金庫との隙間が10cmもないため、接している面は塗装が出来ません。
屋上は数年前に防水工事をしたとの事で、今回は外壁塗装と付帯部分の塗装工事になります。
外壁はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)板で、おもて面は贅沢に銅板葺になっており緑青が渋い雰囲気を醸し出していました。
ALC外壁は塗装膜が劣化して雨水の侵入が見られました。ひび割れも色々な部位で進んでいました。
ALC外壁は補強のために内部にラス網が入っています。ひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちて割れて崩れたりしてしまいます。
ALC外壁パネルのジョイントや窓周り、換気フード、配管周りはシーリングも弱っていました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞いでいる部分の事です。
これ等を補修しオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでコーキングを行い、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-218モスグリーンで塗り替えます。色は随分とお迷いになった様ですが結局現状の色に近くなりました。
屋上の手摺やベランダの鉄骨、鉄製の梯子も錆が見られました。ケレンして錆を落とし、錆止め塗装後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/N-70で塗り替えます。
貯水槽はFRP製でしたが大分弱って脆くなっていました。こちらも同様の工程と塗料で現所に近い色に塗り替えます。
おもて面の銅板葺の基礎部分はトタンのスカートが有りましたが、これも錆て一部は破けていました。これは張替を行います。
裏のドアとドア枠もスチール製、配管は塩化ビニール製でしたので同様の工程と塗料での塗り替えます。
暫くご不便をお掛けしますがどうぞよろしくお願いします。
※ 1月13日の作業内容を纏めました。