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さいたま市北区のB様邸で屋根塗装と外壁塗装が進行中です。屋根はシーラーで下塗が完了しました。現在塗装膜が殆ど無くなっていた状態でしたのでシーラーは大分吸い込ませました。シーラーは基材によく染み込んで補強をし、微細なひび割れにも染み込んで塞いでくれます。また仕上塗料との接着も良くする働きが有ります。
屋根の上裏は木製ですが雨水を吸ってしまい荒れていましたのでサンドペーパーでケレンして表面を落とし木部用のシーラーで下塗が完了しました。
外壁塗装の前のコーキングはモルタル外壁のサッシ廻りと、換気フード周りを打増しました。この部分は雨もりし易い箇所なので十分に充填しました。コーキングの上から塗装するのできれいに仕上がります。
ガルバリュウム鋼板製のスパンドレル外壁(留付けビスが隠れるように成形された金属化粧板の事)は、目荒らしとケレンをして錆を落としました。
ガルバリウム鋼板というのはスチールにアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の割合のメッキをしたものです。傷が着かなければ錆びにくいのですが、切れ端や何かがぶつかってメッキが剥がれてしまうと錆びてしまいます。現状やや錆の発生している箇所が有りましたので丁寧に錆を落としました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り、微細な傷を付けたり古い塗装面の劣化塗膜を除去する作業の事です。ケレンと言うのも同様の意味で錆落とし等はこう言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆に目荒らしやケレンが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
その後、この部分は錆止の吹付塗装を行い途中まで進捗しました。その他、塩化ビニール製の配管を留めている金物の劣化も激しいので同様にケレンして錆止塗装を行いました。
※ 2月5日から昨日7日までの作業内容をまとめました。