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さいたま市見沼区のS様邸の屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、バルコニー防水が完工しました。とても美しい仕上がりです。天候に悩まされ慎重に作業を行った事や、足場の解体後にもバルコニーの補修作業が有ったため工期が長くなりご不便をお掛けしました。
屋根はスレート瓦で塗膜が劣化し撥水力が弱くなっており、若干苔も生えていました。屋根の棟板金の隙間やケラバ板金の釘浮きも見られましたが、隙間はシーリングを行い、釘浮きの補修と頭留をしました。
屋根塗装はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンCLR―103のココナツブラウン で塗りかえました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。また、さいたま市では遮熱塗装や断熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。白茶けていた屋根は焦げ茶色に光輝いてとてもきれいに仕上がりました。
破風・鼻隠はセメント板で何か所かひび割れておりジョイント部分は隙間が空いていて雨水が侵入していましたので、ひび割れや隙間を補修してエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで現状色(白に近いライトグレー)で塗りかえました。
軒天はサイディング材を使用していました。外壁との取合の隙間を埋めてから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗りかえました。艶消しは光が当たると乱反射するため、お住まい全体が以前より明るく感じます。特に玄関の上の軒天は元々暗い色でしたがとても明るくなって運気も良くなった様に感じます。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)です。2種類共単色で、コントラストの有る組み合わせで洒落たデザインでした。元の雰囲気がお気に召している様でお選びになった色も元に近い色彩でした。
塗料は日本ペイント株式会社の水性パーフェクトトップND-503白色に近いクリーム色とND-342濃いめの茶系ベージュを使用しツートンカラーに塗りかえました。
施工前は固く痩せ僅かに穴が開いていたコーキングもオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行いました。外壁色に合わせてコーキングの色も選びましたので違和感なく自然な仕上がりになりました。
バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々まで踏んでみましたがFRPには異常が有りませんでした。トップコートは痛みが見られましたので東日本塗料株式会社のAUコート フォックスグレーで塗りかえました。これは駐車場等にも使用される防塵塗料で通常のトップコートよりもかなり丈夫で長持ちします。バルコニー内もきれいになって明るさが増しました。
シャッターボックスや水切には錆も無く比較的良好でしたが塗装膜は傷んでいましたのでクリーンマイルドシリコンを調色してサッシの近似色で塗りかえました。
樋はジョイント部分から雨漏りが見られましたが隙間をシーリングし、クリーンマイルドシリコン現状色(白に近いライトグレー)で塗りかえました。
色選びでは色々と悩まれたと思いますが、とても良い色を組み合わせたと思います。屋根の焦げ茶色と、外壁の白色に近いクリーム色と濃いめの茶系ベージュ、破風・鼻隠や樋の白色に近いライトグレーの色の組み合わせとコントラストがとてもきれいで、まるで新築の様に美しく蘇りました。
長い間ご不便をお掛けしました。何よりもお客様にお喜び頂けた事を嬉しく思います。大変有難うございました。