最新の投稿
5年半前に一度見積のご依頼を頂いた、さいたま市北区のY様へ外壁塗装とベランダ防水補修の見積説明に伺いました。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
5年前の見積と比較すると様々な物が15%程度値上がりしていました。
前回は問題の無かった陶器瓦の屋根も今回は瓦を留めているビスがあちこち浮いていましたので締め直す様にお勧めしました。
破風・鼻隠は板金巻きのため、ジョイントの隙間も無い状態でした。塗装膜は劣化していましたのでエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
軒天もやや変色して脆くなっている様な劣化が見られました。この部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
外壁はALCで5年前の状態から塗装膜が殆ど無くなっており大きく劣化が見られ、殆ど撥水とていませんでした。
ALC は、セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートの事です。軽くて成形や施工が楽なのですが塗装膜が劣化すると雨水が染み込んでしまい補強のための内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちたり崩れたりしまいます。つまり ALCにとって表面の塗装膜は非常に重要な働きをします。
また驚いたことにALC板のジョイント部分は全てシリコンコーキングが打たれていました。施工業者のミスだと思います。そのため、塗膜が接着しておらず、内部のシリコンが丸見えになっていました。これは大問題で、5年前よりもシリコンが露出していました。
外壁塗装はアイカ工業株式会社のジョリパット、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ、同社のパーフェクトトゥルーマット、同社のペリアートUVをご提案しました。それぞれ一長一短が有りますのでその辺も詳しくご説明しました。
ベランダはFRP(繊維強化プラスチック)防水で表面のトップコートが荒れているため東日本塗料株式会社のAUコートでの塗り替えをお勧めしました。これは駐車場等にも使用される防塵塗料でかなり丈夫です。
霧除やシャッターボックス、水切も艶が無くなり劣化が進んでいましたのでエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
出来れば早めのご判断が賢明だと思います。宜しくお願いします。