さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市見沼区、W様邸の屋根塗装、外壁塗装が完工しました。足場の撤去後に若干補修を行い無事終了しました。
　W様は今年８月に工事が終わったI様のご親戚でご紹介頂きました。I様、大変有難うございました。
静かで緑の多い住宅地の中で広い敷地の中に立つ築４０年以上のお住まいです。お庭もよく手入れがされていて、こんなに寒くなってもまだ美しい花が咲いています。主な工事内容は以下の通りです。
　屋根はトタン葺きの瓦棒です。棟板金の釘浮きや錆を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン／CLR-147スノーホワイト(白色)で塗り替えました。この塗料は遮熱タイプです。
　遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。
　今回のCLR-147スノーホワイトは反射率８０％なので真夏には大分室温を下がって良いと思います。
　軒天は木製で経年劣化により荒れて一部２０cm位亀裂が入り２cmの穴が見られました。こういう所はコウモリや虫等が侵入して巣を作りやすく、現在穴の空いていない箇所も数年で同様な状態になるため上張りを行いました。
　玄関庇の上からは雨水の侵入した形跡が有り、木製の軒天は雨染みにより変色していました。玄関庇の上部はシーリングを行いました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
　木製の玄関以外の軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ／艶消し白色で塗り替えました。真っ白く塗り替えられてお住まい全体が明るくなりました。
　玄関の軒天は大阪ガスケミカル株式会社の防腐塗料キシラデコールで塗り替えました。キシラデコールは浸透性の塗料なので若干シミや汚れは見えてしまいますが木目が見えて質感が良いと思います。シミや汚れが目立たぬ様に暗い色に変えました。これでかえって外壁とのコントラストが強くなってすっきりと感じます。
　窓周りや飾り板も木製で破風同様に塗膜剥離が見られ、この部分はクリーンマイルドシリコン／濃い茶色で塗り替えました。十分にケレンして不良塗装膜や傷んだ木部を落としましたので滑らかにきれいに仕上がりました。
　屋根と外壁の一部にはアスファルトシングルが張って有りました。アスファルトシングルというのは、ゴムやガラス繊維にアスファルトをコーティングし、彩色焼成砂を圧着したものです。防水性や耐候性、耐久性は瓦やスレートに比べて劣りますが費用は安く、柔らかく色彩も豊富です。
　塗装しても剥離し易いので一般的には定期的に葺き替えます。葺替のサイクルはメーカーにより１０年から２０年程度になります。
　今回は当初塗装しない予定でしたが、全体がきれいになると、その部分が目立つので剥がれても良いから塗装して欲しいとのご要望で特殊なプライマー(接着剤)で下塗し、クリーンマイルドシリコン／濃い茶色で塗装しました。やはり塗装して正解でした。全体がきれいになっているのにここだけ元のままですとやはり違和感が残りますから。
　外壁は金属サイディングで一見問題無い様に見えるのですが、あちこち錆が発生していて腐食により穴が空いてしまった箇所が数か所有りました。
　錆で崩れてしまった箇所はケレンして錆を落とし、穴を金属テープやコーキングで補修後にクリーンマイルドシリコン／SR-403やや黄色味がかった茶系ベージュで塗り替えました。これは元々の色に近いのですが輝きを取り戻しとても美しい仕上がりになりました。
　鉄骨部分も錆があちこち発生しており、やはり穴の空いてしまった箇所が有りました。外壁と同様の工程で補修し、同塗料のライトグレーで塗り替えました。錆びや穴、隙間もすっかりと隠れてとても良い仕上がりです。
　雨戸は同塗料の濃い茶色で塗り替えました。何もかもきれいになりお客様にも