さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区、K様邸の屋根塗装、外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコートが完工しました。
　K様は先日塗装工事が終了したS様のご紹介で、直ぐご近所の同じ時期に同じハウスメーカーが建てたお住まいです。S様、大変有難うございました。
　K様邸は築２０年で初めての塗装工事でした。主な工事内容は以下の通りです。
　屋根はスレート瓦で若干釘浮きや棟板金のジョイントの隙間も見られ苔も発生しており殆ど撥水していない状態でした。
　屋根板金のジョイント部分をシーリング(コーキング材等で隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ事)し、板金の釘浮補修、スレート瓦のひび割れ補修後にエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン／CLR-103 ココナッツブラウン　濃い茶色で塗りかえました。苔が生え、白茶けていた屋根も美しい落ち着いた屋根へと生まれ変わりました。
　これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
　鼻隠はセメント板でジョイント部分にやや隙間が見られました。ここから雨水が侵入しており内部に溜った湿気によるカビでケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが見られました。
　隙間を補修してからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン／15-20B濃い茶色で塗りかえました。こちらも輝きが戻りました。
　軒天は窯業系のボードが張られていました。鼻隠との取合部分の隙間を補修してから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ／艶消し白色で塗りかえました。艶消し塗料は微妙に乱反射するため、お住まい全体がとても明るくなりました。
　外壁は２種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、かなりチョーキングが進んでいました。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。また雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので定期的な塗装は欠かせません。
　模様のきれいな意匠サイディング部分は日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリヤーでの塗りかえました。UVプロテクトクリヤーはサイディング外壁の美しいデザインや色彩を生かすための透明な塗料です。耐候性に優れ、紫外線吸収剤の働きで色あせも軽減します。また汚れに強く防藻・防かび性も備えた透湿性の塗料です。塗料が外壁に浸透するため褪せていた色彩も驚くほど美しく蘇ります。今回もとてもきれいに仕上がりました。
　もう一つはフラットな大壁に塗装でうろこ模様が付けられた部分とフラットな塗装になっていました。
　この部分は同社のパーフェクトトップ／ND-110ややピンクがかったベージュで塗り替えました。丈夫で仕上がりの艶や色彩が美しく、汚れにくさや耐久性にも優れた塗料です。奥様がイメージされていた通りとの事で色彩が可愛らしい雰囲気になりました。
　コーキング部分は殆どがひび割れて寿命が来ていましたのでオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替ました。打替というのは古いコーキングを撤去して新たに充填し直す方法です。意匠外壁の方は目地色に合わせ、単色外壁の方は外壁色に合わせて打替ました。
　バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は無かったものの表面のトップコートは傷んでいましたので東日本塗料株式会社のAUコート／フォックスグレーで塗りかえました。これは駐車場等にも使用される防塵塗料でかなり丈夫です。塗り替えられた事でバルコニーの中も明るくなりました。
　樋は劣化により変色して、かなり傷んでおりジョイント部分から雨漏りが見られました。水切や霧除もやや変色していました。樋は隙間を補修しクリーンマイルドシリコン／15-20B濃い茶色で塗りかえました。
　シャッターボックスはクリーンマイルドシリコンを調色して塗りかえました。調色というのは何色かの色を混ぜて必要な色にする事です。
　夫々の付帯部分も輝きを取り戻しました。全体的な色彩バランスやコントラスト調和して、とても美しい仕上がりです。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。