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昨日、伊奈町のS様邸で屋根塗装と外壁塗装が着工しました。S様邸は住宅地に立つ築40年のお住まいで2回目の塗装工事です。
昨日初日は足場の設置です。水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら組んで行くのでとてもきれいに組み上がり約4時間で無事完了しました。
資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ました。ご近所の皆様、お騒がせしまして大変ご迷惑をお掛けします。どうか宜しくお願いします。
前回の塗装業者はかなりの手抜きをしており、ケレンや下塗、錆止め塗装等の工程を省いてただ色を着けただけのいい加減なものでした。そのため塗装は約半分が接着しておらず、膨れや剥離が殆どでしたので今回の工事ではそれを剥がす作業からやらなければなりません。
屋根はトタンの折板(せっぱん)型です。折板屋根と言うのはトタンやガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板等の金属の板を山と谷に折り曲げた屋根の事です。山の上の部分にはボルトが出ていてナットで留めています。ナット部分には錆が出ており塗装膜は剥がれていました。同様に屋根本体も殆ど前回の塗装が接着していませんでした。
一旦これ等の不良塗装膜をケレンして撤去し、錆止め塗装後にエスケー化研株式会社のヤネフレッシュシリコン/RC-106 グレーで塗りかえます。
ケレンというのはサンドペーパーやナイロンタワシ等で表面を擦り、錆落としや古い接着不良塗装膜等劣化塗膜を除去する事です。
屋根周りには幕板が有るのですが、こちらも塗装膜は剥がれていました。同様の作業を行い同社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえます。フードや雨戸も同じ塗料、同じ工程で塗りかえます。
軒天は隙間が多く補修した跡が有るのですがただべたべたと塗っているだけでシーリングにはなっていませんでした。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
この部分はシーリングをし直し日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえます。
外壁は窯業系パネル(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、やはり塗装膜の接着が甘く所々膨れや浮きが見られました。この部分は同社のパーフェクトトップで/ND-370 白色で塗りかえます。
驚いた事にレンガの外構まで塗装がされ塗装膜が剥がれていました。前回の塗装業者は素人の様で接着しない塗料を使用して塗ってしまった様です。今回はこの部分には手をつけません。
一旦、いい加減な塗装をしてしまうと、その上から塗装しても古い塗装膜と一緒に剥がれてしまいます。そのため古い塗装膜を剥がす手間と費用がかなり高額になります。塗装業者もそのことを自覚してきちんとした施工をして貰いたいと思います。
暫くご不便をお掛けしますが宜しくお願いします。