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伊奈町、S様邸の屋根塗装と外壁塗装は順調なスタートを切りました。4月10には高圧洗浄を行いました。
高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所はブラシで汚れを落とします。いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
折板屋根や幕板、手摺、換気フードはケレンと錆止塗装が完了しました。ケレンというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り錆や傷んだ塗膜を落とす作業の事です。樋や痛みの少ない箇所は塗装前にナイロンタワシ等で擦り微細な傷を付ける事で塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。これは目荒らしと言います。また表面に微細な傷が付くと仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
ケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
特に今回は前回の塗装がしっかりと接着していないため古い塗装膜を剥がすのは面積も広くて大変でした。しっかり剥がさないと折角塗装しても過去の不良塗装膜と一緒に剥がれてしまうからです。そして錆止め塗装も行いました。
外壁と軒天の取合には隙間が発生していました。部分的にコーキングが塗られていましたがそれはこの部分から雨漏りが有ったからだとの事です。念のため全てシーリングを行いました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
本日は日曜日なので本来お休みなのですが、明日の天気予報では風速10m以上と出ているので念のために足場のネットを上の方だけたたみに行きました。風速(秒速)10mという事は時速36㎞という事で、結構な強風になります。安全第一です。
※ 4月10日から本日16日までの作業内容をまとめました。