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さいたま市大宮区のKマンションで外壁タイルの貼替やタイル目地の補修が終わり、高圧洗浄も完了しました。斫る音やカットする音、タイル接着時に振動を与える音、高圧洗浄でコンプレッサーの音等が響きまして大変ご迷惑をお掛けしました。これからは当分静かな作業が続きます。次に煩くなるのは足場の解体を行う時になります。
一通りタイルの貼替作業を終えてから、再度点検を行い、見落としたひび割れや施工の不良個所を洗い出して補修を行いました。
竣工時に残っていた予備のタイルは建物の表側に使用しました。なるべく色彩を統一したいと思ったからです。不足したタイルは市販品を使用しました。こちらはやや色が既存の物と比べて白いので、目立たない側面や裏面に使用しました。
続いて目地の酸洗いを行い完了しました。酸洗いと言うのは目地詰め施工の後に希釈した塩酸でタイルや目地を洗う作業です。こうする事でタイル表面に残ったセメント目地材を酸と反応させて落として行き、また目地表面を酸で焼く事でカルシウムが染み出て汚くなる白華現象防止にもなります。
その後、タイル外壁全体の薬品洗浄を行いました。これでタイルに付着していた茶色くなっていた錆染み等もきれいになりました。
昨日は高圧洗浄を行い完了しました。高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗装膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
南側や西側の隣接するお住まいとは近いので汚れを飛ばさぬ様に高圧水の飛ぶ方向を調整し細心の注意を払って行いました。
傷んだタイル目地に高圧水を掛けると剥離する場合が有るのですが、今回は見落とし無く補修が行き届いたため剥離は起きませんでした。作業は順調に進んでいます。
※ 4月17日から昨日20日までの作業内容をまとめました。