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さいたま市南区のS様邸で高圧洗浄と屋根塗装の前に不良個所の補修を行いました。
高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜、汚れを高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。今回は層間剥離した瓦の残骸も 高圧で落としました。洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所はブラシで汚れを落とします。
屋根の棟板金は殆どの釘が浮いていたため風で煽られて一部が捲れ上がっていました。幸い板金の変形が軽微であったため使用する事が出来ました。
屋根の棟というのは一番高い水平な部分の事です。この内部には貫板という厚さが12㎜しかない杉板が野地板(屋根瓦を乗せるための板)に釘止めされています。その上からカバーしている物が棟板金です。この棟板金は貫板に釘止めするのですが、今回は二度と抜けて来ぬ様にビスで留めました。そして更にビス頭をコーキングで留めましたので、もう安心です。
屋根瓦はスレート製で、ひび割れている箇所や層間剥離を起こしている箇所が有りました。ひび割れはコーキングで接着しました。層間剥離箇所は不良部分を削りました。
破風・鼻隠のジョイント部分には隙間が発生していましたのでシーリングを行い途中まで進捗しました。
シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
その他、外壁塗装の前の入り隅とサッシ周りのシーリングのためのテープ養生は完了しました。
あいにく本日は天候が不安定で昨夜から雨が降ったり止んだりしているため、作業は中止しました。
※ 7月11日と12日の作業内容をまとめました。