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2023/10/22 (日)
さいたま市中央区のS様邸で屋根塗装や外壁塗装が完工

さいたま市中央区のS様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキングの打替が完工    さいたま市中央区のS様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキングの打替が完工

 

 さいたま市中央区のS様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキングの打替が完工しました。スタートした頃の湿度が高く蒸し暑かった状態からすっかり秋めいて爽やかな陽気の中で完工できました。
 ご近所様にもご挨拶に伺ったところ、大変快く「何の問題も有りませんでした。随分ときれいになって見違えましたねー・・・」等と温かいお言葉を頂きました。
 残っていた足場の撤去や塀の塗装と駄目拾いも完了して、とても美しく蘇りお客様にもお喜び頂けた事を嬉しく思います。S様は昨年施工させて頂いたお近くのN様のご紹介です。N様、大変有難うございました。
 S様邸は住宅地に立つ築18年の2階建てで初めての塗装工事でした。屋根は厚型スレート瓦で釘浮きや抜け落ち、瓦のひび割れ等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR109 ダークグリーンで塗りかえました。ソーラーパネルが設置されていましたが柄の長いローラーを使用して奥の方まで塗装しました。とても洒落た色彩で外壁や付帯部分ともマッチしています。
 これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有り僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。
 またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分専用の部材が付いているので隙間は殆ど有りませんでした。目荒らしをしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B 濃い茶色で塗りかえました。くすんでいた色彩に輝きが戻りました。
 軒天は厚めのサイディング材が使われており、外壁との取合部分には大分隙間が見られました。隙間を埋めて日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。艶消し白色は乱反射するので、お住まい全体を明るくしてくれます。
 外壁は窯業系(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)の意匠サイディングですが経年劣化のためプリントが変色しており、湿気のせいでかなり反ってしまった箇所が2.3見受けられました。
 浮きはビス留めが可能ですが、反りは直せません。無理にビス留め等してしまうと、数カ月でひび割れてしまいます。
 こうなった原因は湿気です。外壁表面はプリントされていますが側面や裏面は無塗装です。そのため湿気で内側が膨張するために反ってしまうのです。これは外壁を張り替えない限り元には戻りません。
 またチョーキングもかなり進んでいました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。こうなると雨水を吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻って行きます。脆くなっている部分も見受けられました。
 反って出来た隙間をコーキングで奥まで厚く盛って埋め、日本ペイント株式会社のペリアートUV/pa06 オーチャードツリーで吹付塗装を行いました。これは多彩色模様塗料で様々なカラーチップが入った製品です。微弾性塗料なのでひび割れにも強くなります。
 やや緑がかった明るい茶系の色彩で施工前より明るくなり高級感がぐっと増しました。
 外壁のコーキングは窓周りや外壁ジョイントの縦目地と横目地も大分劣化が進み剥離や穴あきが見られました。コーキングはオート化学工業株式会社のオートンイクシードで打替を行いました。通常シーベースでは目地の打替は外壁塗装後に行うのですが今回は先に打たないと見栄えが悪くなるため打替後に十分な乾燥期間を設けました。
 樋やシャッターボックス、水切の変色も進んでいました。これ等の部分はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B 濃い茶色で塗りかえました。
 バルコニーはアルミ製の外付けフレームに塩化ビニール製のデッキ材が乗っていました。通常アルミには常温での塗料の接着が弱くなるため本来は塗装しないのですが、今回は手摺、笠木、換気フードも塗装のご希望なのでアルミ用の特殊な接着剤を塗ってからクリーンマイルドシリコン/15-20B 濃い茶色で塗りかえました。いずれの箇所も輝きを取り戻し、とてもきれいになりました。
 塀はブロックにタイルを貼った部分とモルタルを塗った部分が有りました。タイル部分にはエフロレッセンスが、モルタル部分にはひび割れが見られました。
 エフロレッセンスと言うのは白華現象とも言い、コンクリートやモルタル中のカルシウム成分が、浸入した雨水に溶けて目地やクラックから溶け出し、炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムになった物の事で白い染みになってしまう事です。エフロレッセンスは酸性の洗剤で落としたのですが完全には落し切れませんでしたが施工前よりもかなりきれいになりました。
 モルタル部分はひび割れや隙間を補修してマスチックローラーを使用して凹凸のパターンを付けました。現状のブロックに塗装しても7割程度の確率で膨れが発生してしまいますが、こうする事で塗装膜の厚みが付き膨れにくく出来ます。見た目にも多少の膨れなら目立たなくなります。仕上げは日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-372 茶系ベージュで塗りかえました。
 お客様は塗料や色の選定で随分と悩まれたと思います。最終的にお決め頂いた色は大正解だったと思います。
 全体の色彩が調和してとても美しく高級感溢れる仕上がりになりました。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。