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さいたま市北区のK様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替が完工しました。長い間ご不便をお掛けしました。
K様は4年前に屋根塗装や外壁塗装を施工させて頂いたY様からのご紹介です。Y様、大変有難うございました。
住宅地に立つ2階建てで母家と増築部分が有ります。母家は屋根が和瓦で若干漆喰の隙間が有りましたが瓦のズレ等は見られないので今回はそのままで大丈夫です。
増築部分の屋根はスレート瓦で殆ど撥水しておらず棟板金やケラバの板金は釘浮きや捲れ、ジョイントの隙間、錆が発生していました。
釘浮きや捲れ、ジョイントの隙間、スレート瓦のひび割れ補修を行い、板金はケレンして錆を落とし錆止め塗装をしてからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR103 ココナツブラウンで塗りかえました。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。白茶けていた屋根もきれいに蘇りました。
母家の屋根の上裏や垂木、母屋等は木製で雨水の影響で傷みが見えました。これ以上酷くならぬ様に大阪ガスケミカル株式会社のキシラデコールで防腐塗装を行いました。斑に変色していましたがやや濃いめの色の塗料を使用したのでぐっと見栄えが良くなりました。
破風・鼻隠は母家と増築部分共に部分的に塗装が剥がれ、ジョイント部分は隙間が空いていました。隙間のシーリングを行い、目荒らしをしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。この部分も輝きを取り戻しました。
軒天はケイ酸カルシウムとベニヤですが雨水の影響で変形と割れ、塗装の剥離が発生していました。
剥離部分をケレンして落し、下地を補修してからケイ酸カルシウム部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。真っ白く生まれ変わってお住まい全体が明るく感じます。
ベニヤ部分はプリントされていてこの部分は塗装出来ないのですが、穴の空いている箇所が有ったためその部分は木目調のプリントベニヤで張り替えました。
母家の外壁で漆喰部分はケンエースGⅡ/艶消し白色で塗れ変えました。金属サイディング外壁は切り口からやや錆が見られました。表面の塗装膜も変色が見られました。ケレンして錆を落とし錆止め塗装後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/SR409/白っぽい茶系ベージュで塗りかえました。どちらもとてもきれいになりました。
増築部分の外壁は窯業系(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)サイディングでした。表面はかなりチョーキングを起こしていました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
こうなると雨水を吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻って行きます。脆くなって崩れている部分も見受けられました。
増築部分の外壁は崩れている部分をコーキングやパテ等で補修して日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND371/白っぽい茶系ベージュで塗りかえました。母屋と色彩を合わせたためお住まい全体の一体感が生まれて大きく見える様になりました。
コーキングの傷みも激しくオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁の色に合わせて打替を行いました。これで雨水の侵入は防げます。
水切や樋は母家と増築部分共に劣化して変色やジョイントの隙間が見られました。ジョイントの隙間を補修してクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
雨戸も同じ塗料、同じ色で吹付塗装を行いました。吹付塗装は専用のスプレーガンを使用します。塗料の粒子が微細になるので隅々まで行き渡り、滑らかにとてもきれいに仕上がりました。
母家のベランダの踏面は鉄板で所々に錆がかなり発生していました。ここはケレンして錆を落とし、錆止め塗装をしてクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえました。
全体的にとても美しく仕上がり不統一だった色彩を色数を絞って塗装したため落ち着いた雰囲気に生まれ変わりました。
お客様にもお喜び頂けてとても嬉しく思いました。大変有難うございました。