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2024/4/30 (火)
さいたま市緑区、K様邸でコーキングの打替が完了

さいたま市緑区、K様邸でコーキングの打替が完了    さいたま市緑区、K様邸でコーキングの打替が完了

 

 さいたま市緑区、K様邸でコーキングの打替やベランダ床FRP(繊維強化プラスチック)防水トップコート、下屋根(1階の屋根)の上塗、屋根や外壁の付帯部分の塗装が完了しました。
コーキングの打替は以下の様に行いました。
1.撤去
 古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
 埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
 プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
4.プライマー
 コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
 コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
 外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
 コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
 ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
 テープを剥がして完了です。
 使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで意匠外壁の目地の色に合わせたので自然な仕上がりになりました。
 入隅のコーキングは打増しを行いました。入隅というのは外壁やサッシ等の取合が凹んでいる角の部分の事で物理的にコーキングを撤去出来ませんから既存の上から打ちます。
 2つある天窓ではガラスとフレームの取合もシーリングを行いました。この部分は雨もりし易い箇所なので、これで安心です。
 ベランダ床のFRP防水部分は残っていた箇所でケレンしアセトンで拭き取り、プライマーを塗布して東日本塗料株式会社のAUコートで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。光り輝いてベランダの中もとても明るくなりました。
 下屋根はひび割れの補修をしてエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-102チェスナットブラウンで上塗が完了しました。
 その他、水切や縦樋、亜鉛配管もケレンして塗装が完了しました。5月2日には足場を解体するので地面から手の届かぬ高い所は駄目拾いも行いました。駄目拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り不良個所の補修も完了しました。
 いよいよ最終段階です。足場の解体後に残るのは外構の塗装と足場が邪魔で出来なかった外壁の下周りの駄目拾いです。
※ 4月26日から28日までの作業内容をまとめました。