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2024/5/1 (水)
さいたま市見沼区、K様邸の外壁塗装が完工

さいたま市見沼区、K様邸の外壁塗装が完工     さいたま市見沼区、K様邸の外壁塗装が完工

 

 さいたま市見沼区、K様邸で外壁塗装が完工しました。残っていた外構の塗装が完了し全て終了です。
 外構はクラック(ひび割れ)を補修し、下塗はマスチックローラーで凹凸のパターンを付けました。そして外壁と同塗料で中塗と上塗を行いました。
 マスチックローラーというのはローラーの目が粗く作られているため転がすとさざなみ模様の様な凹凸が付き厚い塗装面になります。そのためモルタルの薄いブロック塀等、ひび割れや膨れが起き易い箇所で有効です。
 K様はシーベース エンタープライズをインターネットで見つけられたとの事です。ここ数年ネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な答え」だとグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年の秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 住宅地に立つ築35年の2階建てのお住まいで2世帯住宅です。今回で3回目の塗装工事でした。
 屋根は焼き瓦で面土や漆喰の剥がれは有りませんでしたので今回は何もする必要が有りません。
主な工事内容は以下の通りです。
 屋根の上裏は劣化が進んでいました。上裏と言うのは屋根を載せるための野地板の裏側の事です。塗装の剥離や木部の剥がれ等が見られました。
 剥がれた部分はカットしてケレンしてから木部用シーラーで下塗の後、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗りかえました。
 破風・鼻隠はセメント板製で塗装膜は大分弱っておりジョイント部分には隙間も発生していました。
 隙間をシーリングの後、ケレンしてからクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえました。
 シーリングというのは竣工時はもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。ケレンというのはサンドペーパーやナイロンタワシで傷んだ素材や塗装膜、錆びや汚れ等落としたり微細な傷を付ける事です。表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。斑に色褪せていた破風・鼻隠は輝きを取り戻しました。
 軒天はケイ酸カルシウム板製で、塗装膜が大きく破れている箇所が有り外壁との取合には隙間も見られました。
 塗装膜の破れや隙間を補修してから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消しの白色で塗りかえました。真っ白く塗りかえられてお住まい全体を明るくしています。
 外壁はモルタル製で随所にひび割れが有りました。モルタル外壁に出来たひび割れは注意が必要です。モルタルは下地の金属の網、ラス網に引っ掛ける様に塗られています。ひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて膨張したり切れたりして強度が落ちてしまい、最悪外壁が崩れたり落ちたりしてしまいます。特に亀の甲の様な形状のひび割れが有ると、過去に何度も外壁が崩れ落ちてしまった建物を見ています。
 前回の塗装ではTOTOのハイドロテクトコート(光触媒配合塗料)を使用したそうですが、大分塗装に斑が有りました。また表面には所々苔や汚れが見られました。
 光触媒配合塗料は原料に含まれる酸化チタンが紫外線に反応して強力な酸化力が生まれ、化学反応により雨水が付着すると汚れの下に入り込んで汚れやカビ、苔等も洗い流すことが出来て長い間きれいな状態が保たれるとのうたい文句によってこれで塗装したそうです。
 しかし紫外線の当たりにくい場所や施工の塗装斑等で、やはりそれほど効果は期待できません。
 また光触媒が施工された外壁は次の塗り替え時に使用できる塗料が限られるため注意が必要です。
 金額も高額でメリットとデメリットを考えてシーベースではあまりお勧めはしていません。と、言うのは光触媒配合塗料でなくとも汚れにくい塗料は日本ペイント株式会社やエスケー化研株式会社、関西ペイント株式会社等、幾つもの良い塗料が販売されているからです。
 今回は隠蔽率の高い下塗をした後、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-112ベージュで塗りかえました。お客様によると元々の色に戻したかったとの事です。すっかり輝きを取り戻して、とてもきれいに仕上がりました。
 樋はジョイントの隙間から雨水が流れ出た痕が有りましたが定期的に塗りかえているせいか材質の劣化は然程でも有りませんでした。この部分は隙間の補修後にクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえました。
 霧除や雨戸、シャッターボックスも塗装膜の劣化が見られ殆ど撥水していませんでした。霧除や雨戸はクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で、シャッターボックスはサッシの近似色で塗りかえました。
 お住まいと大きな外構を同じ色で統一した事で一体感が有り、より大きく見えます。上品で美しくまるで新築の様に生まれ変わりました。お客様にもお喜び頂けた事を嬉しく思います。大変有難うございました。