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さいたま市緑区のK様からのご紹介でT様邸の屋根塗装、外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコートの現状調査のに伺いました。K様、大変有難うございました。
K様はシーベース エンタープライズをインターネットで探され、今年の1月から2月にかけて施工させて頂いたお客様です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
シーベース エンタープライズのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
昨年の秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。
うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。実際に工事をなさったお客様からのご紹介もとても増えています。大変有難い事です。
T様邸は環境の良い新興住宅地に立つ築17年の2階建てで初めての塗装工事です。晴天の中での現状調査でしたので屋根の状態等もとても良く観察出来ました。
屋根はスレート瓦でかなり釘浮きや釘の抜け落ち、棟板金のジョイントの隙間や捲れも見られました。北側は苔も発生しており殆ど撥水していない状態でした。
釘浮や釘の抜けを放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぐための物です。。
ただ一般的な住宅等で使用されているアスファルトルーフィングは寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。スレート屋根瓦は汚れで見えませんが経験上ひび割れも有ると思います。
困った事に下屋根のケラバ部分で板金からスレート瓦がはみ出していました。これでは雨水が染み込んでしまいます。
鼻隠はセメント板で全てのジョイント部分に隙間が見られました。やや反り返ってしまった箇所も有りました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビでケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出て来ます。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
模様のきれいな意匠サイディングになっていましたが経年劣化により色彩がやや薄らいでいました。反りやひび割れも見られました。外壁のジョイントコーキングはひび割れたり剥離したりして全滅の状態でした。
こうなるとサイディング外壁の一番端の部分から雨水を吸ってしまい、乾燥と吸水を繰り返す事で脆くなって行き最悪崩れたり粉の様になってしまったりします。
2階と1階の間にはぐるっと一周飾りモールが周っています。これもセメント板で全てのコーナーのジョイント部分が反り返っており、隙間が出来ていました。ここからも雨水を吸ってしまい。湿気が抜け出ようとしたため塗装膜が押されて剥離していました。
2カ所有るバルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は無かったものの表面のトップコートは寿命が来ていました。
樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
配管の受金物は大分錆が発生していました。シャッターボックスや水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が見られました。
見積書の作成に1週間位頂きたいと思います。宜しくお願いします。