お問い合わせ
良い業者の見分け方 お問い合わせから完工まで 成功する外壁塗装 会社案内 お客様の声 よくわかる用語集 建築に役立つ建物名称 火災保険適用 助成金について あんしん保証 シーベースブログ 協力業者募集
2024/5/27 (月)
さいたま市緑区のU様邸の外壁塗装は中塗と上塗やコー

さいたま市緑区のU様邸の外壁塗装は中塗と上塗やコーキングの打替が完了     さいたま市緑区のU様邸の外壁塗装は中塗と上塗やコーキングの打替が完了

 

 さいたま市緑区のU様邸の外壁塗装は中塗と上塗、外壁縦目地のコーキングの打替が完了し、付帯部分の塗装も順調に進捗中です。
 昨日は日曜日でしたが今週天候不順が予想されたためお客様と相談し出勤させて頂きました。案の定、現在雨が降り出しました。悪天候は明後日の未明まで続きそうです。天候不良は塗装業者泣かせですが仕方が有りません。
 軒天と外壁の取り合い部分には隙間が有ったためシーリングを行いました。シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 これ等の部分のコーキングは打増になります。打増と言うのは物理的に古いコーキングが撤去出来ない箇所やその必要のない箇所で既存のコーキングを取らずに新規に重ねて充填する事です。
 外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-218モスグリーンで中塗のダメ込みを行い中塗を、そして上塗のダメ込みを行い上塗が完了しました。パステル調のうす緑色で元々の色彩に近い色で塗りかえました。
 屋根上裏やケラバ、破風・鼻隠、横樋はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 上裏と言うのは屋根を載せるための野地板の裏側の事です。ケラバと言うのは切妻屋根(屋根の最頂部である棟から下に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根で2面だけで屋根が構成される、シンプルな屋根形状)の端で斜めに降りる部分の事です。この部分は下から見えるため、屋根色になってしまうと見栄えが悪いため破風・鼻隠と同じ色にしました。
 施工前は変色した黒色でしたが濃い茶色に塗りかえられてソフトな印象に変わりました。
 竪樋や霧除もケレンしてクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。玄関の庇の上のBOXはクリーンマイルドシリコンで現状に近い白色に近いライトグレーで塗りかえました。
 雨戸もケレンして白色に近いライトグレーで塗りかえました。塗りかえる前はかなり汚れが染み付いていましたが真っ白くなって輝きを取り戻しました。
 外壁の縦目地コーキングはかなりひび割れが発生していました。本来通常の外壁塗料で塗りかえる場合は外壁塗装が終わってからコーキングを打替なければいけません。何故かと言うとこの部分は入隅箇所と違ってコーキングの充填量が多いためです。幅奥行共に10mm前後も有ります。外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うので夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極く僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。外壁塗装後に打替るためにはコーキングの色を外壁に合わせたり、養生したりと余計な手間暇が掛かりますがシーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。
コーキングの打替は以下の様に行いました。
1.撤去
 古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
 埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
 プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両サイドにテープを貼って養生します。
4.プライマー
 コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
 コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
 外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
 コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
 ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
 テープを剥がして完了です。
 使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁の色に合わせたので自然な仕上がりになりました。
 水切はケレンしてクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。その他、エアコンのホースの穴部分に隙間が有ったためパテで埋めて補修しました。エアコンホースのテープも傷んでいたのでテープを上巻し、エアコンホースカバーの取付も完了しました。
 足場の解体も6月3日に決定しました。いよいよ最終コーナーです。最後まで気を引き締めて行きたいと思います。
※ 5月24日から昨日26日までの作業内容をまとめました。