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2024/6/12 (水)
さいたま市緑区のU様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

さいたま市緑区のU様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工    さいたま市緑区のU様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

 

 さいたま市緑区のU様邸で屋根塗装と外壁塗装、外壁縦目地のコーキングの打替が完工しました。
 最後まで残っていたベランダの庇で波板の張り替えを行い、駐車場の鉄扉も目荒らしして塗装が完了しました。ガス管の傷んでいたテープの上巻も完了です。足場の解体後に一部外壁の補修と塗装を行い全ての工程が完了しました。
 U様はシーベース エンタープライズをインターネットで探されたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。大変有難い事です。
 シーベース エンタープライズのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 環境の良い住宅地に立つ築30年の2階建てで2回目の塗装工事です。今回は敷地の関係で両隣の敷地やブロックの上から足場を組ませて頂きました。両隣様に、この件をお願いに伺った際、とてもご親切にご対応下さいました。また工事後にご挨拶に伺った際にも、何の問題も有りませんでしたよ・・・等と快くご対応下さいました。大変有難うございました。
 屋根はスレート瓦で釘浮きや棟板金のジョイントの隙間も見られました。釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 棟板金はケレンして錆止め塗装をし、釘浮きはハンマーで打ち込んで釘頭をコーキングで留め、屋根瓦のひび割れや欠損箇所を補修してからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-162 フレッシュグリーンで塗りかえました。屋根のケラバ側面は同社の/クリーンマイルドシリコン15-20B濃い茶色になりました。この方が美しく見栄えが良いからです。
 ケラバと言うのは切妻屋根(屋根の最頂部である棟から地上に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根で2面だけで屋根が構成される、シンプルな屋根形状)の端で斜めに降りる部分の事です。この部分は下から見えるため、屋根色になってしまうと見栄えが悪くなってしまいます。
 屋根塗装に使用するのは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 破風・鼻隠は板金で覆われていました。隙間は殆ど無く比較的良好な状態でした。この部分はクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 ケイ酸カルシウム板の軒天も痛みは僅かでした。ここは日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。
 外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、かなりチョーキングが進んでいました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。また雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので定期的な塗装は欠かせません。 あちこちひび割れや塗装膜の剥がれも見られました。
 外壁はひび割れを補修してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-218モスグリーンで塗りかえました。鮮やかに塗りかえられてとてもきれいです。
 外壁のジョイントコーキングは前回の工事の時に先にコーキングを打ってから外壁塗装を行ったため、表面がひび割れていました。
 コーキングの打替はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁の近似色で打替ました。
 ベランダはアルミ製で外付けタイプになっており、床は塩化ビニール製のデッキ材でしたので防水工事は必要有りませなん。
 樋は変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。隙間を補修してクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 雨戸や霧除、水切、駐車場脇の鉄扉等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。この部分もクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。それぞれ輝きを取り戻しました。
 外壁と水切との取合には何故かシーリングが打たれていました。本来この部分は通気を確保しなければならない箇所なのですが何故塞いでしまったのかは不明です。
 長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。