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2024/7/7 (日)
さいたま市北区のS様より屋根塗装と外壁塗装の見積依

さいたま市北区のS様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市北区のS様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市北区のS様より屋根塗装と外壁塗装、付帯部の塗装、コーキングの打替、バルコニーの防水の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
 S様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。大変有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 早速現状調査に伺いました。静かな環境の良い住宅地に立つ築15年の2階建てで、初めての塗装工事です。
 屋根はスレート瓦で釘浮きや棟板金のジョイントの隙間が見られました。棟板金の釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 板金のジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れて行きます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。スレート瓦にはひび割れが発生していました。
 屋根の上裏も雨水の影響で塗装は落ちていました。このままでは雨水を吸ってしまい、最悪腐れの原因になってしまいます。
 破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分に隙間が有り、ここから入った雨水の影響で内部に湿気が溜り、かびが発生したためか軒天からそれが抜け出ようとして黒ずみが見られました。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
 反りやひび割れ、層間剥離が見られました。特に下部は雨水が溜ったせいでボロボロに崩れている箇所が多数見られました。
 外壁のジョイントコーキングや窓周り、換気口周り、入隅等もあちこち剥離やひび割れ、欠損が見られ固くなって全滅状態でした。酷い部分はアルミのジョイントハットが露出していて、外壁の木口部分から雨水が吸われている状態でした。この部分も大分溶解が始まって脆くなっている様にお見受けしました。
 霧除やシャッターボックス、水切等の鉄部も経年劣化で色褪せていました。幸い錆の発生は見られませんでした。
 バルコニーは珍しくモルタル防水の上にウレタン塗膜防水がされていました。幸いウレタン層の破れ等は有りませんでしたがトップコートは寿命が来ていました。
 ウレタン塗膜防水と言うのは施工中はドロドロした液体ですが乾くとゴムの様なウレタンで継ぎ目の無いシームレスな防水層を形成する方法の事です。シート防水と比べると雨もりが発生した際等にどこが剥がれているのか、穴が空いているのか等見つけやすい点が利点です。シート防水の補修を何度頼んでも雨漏りが止まらなかったという話をよく聞きますが、これは不具合箇所を適切に見つけられなかったため補修に見落としが発生するからです。
 また、地震等で多少の歪みが起こっても割れたり剥がれたりする心配が無いところが利点です。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 実際に施工する際は足場を組むのですが、お住まいの敷地から組み上げると軒や出窓がぶつかってしまいます。そのためお隣様の敷地をお借りするか、それが出来ない場合は足場のベースのみ敷地において立ち上がってから外側に跳ね出して組み上げるしか方法は有りません。
 見積書の作成に1週間位頂きたいと思います。宜しくお願いします。