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2024/7/9 (火)
さいたま市西区のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依

さいたま市西区のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市西区のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市緑区のH様より屋根塗装と外壁塗装、付帯部の塗装、コーキングの打替、バルコニーの防水トップコートの見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
 H様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。大変有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 早速現状調査に伺いました。静かな緑の多い環境の良い住宅地に立つ築15年の2階建てで、初めての塗装工事です。
 屋根はアスファルトシングルで板金には釘浮きやのジョイントの隙間が見られました。アスファルトシングルというのは、ゴムやガラス繊維にアスファルトをコーティングし、彩色焼成砂を圧着したものです。防水性や耐候性、耐久性は瓦やスレートに比べて劣りますが費用は安く、柔らかく色彩も豊富です。
 塗装しても剥離し易いので一般的には定期的に葺き替えます。葺替のサイクルはメーカーにより10年から20年程度になります。
 板金の釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 板金のジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はアスファルトシングルの下のアスファルトルーフに流れて行きます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。アスファルトシングルや屋根瓦の下に敷きこれ等が欠けたり強風で雨水がこの隙間から下に落ちてもその下の野地板(アスファルトシングルや屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 屋根の上裏も雨水の影響で塗装は落ちていました。このままでは雨水を吸ってしまい、最悪腐れの原因になってしまいます。
 破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分に隙間が有り、ここから入った雨水の影響で内部に湿気が溜り、かびが発生したためか軒天のからそれが抜け出ようとして黒ずみが見られました。また湿気に塗装膜が押されたために塗装の剥離も見られました。
 外壁は窯業系サイディングでした。窯業系サイディングと言うのはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。
 無塗装の物、着色した物、インクジェットで様々な色や模様を付けたデザインの美しい物(意匠サイディング)等が有ります。H様の外壁は意匠サイディングで反りやひび割れが見られました。
 外壁のジョイントコーキングや窓周り、換気口周り、入隅等もあちこち剥離やひび割れ、欠損が見られ固くなって全滅状態でした。酷い部分はアルミのジョイントハットが露出していて、外壁の木口部分から雨水が吸われている状態でした。この部分も溶解が始まって脆くなっている様にお見受けしました。
 シャッターボックスや水切等の鉄部も経年劣化で色褪せていました。幸い錆の発生は見られませんでした。
 バルコニーは隅々まで踏んでみましたが基材のFRP(繊維強化プラスチック)防水層には問題は有りませんでしたがトップコートは大分傷んでいました。FRPは湿気や光に弱いのでこれを守るために表面にトップコートが塗られています。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 お客様から他社の見積のコピーを頂いたのですが使用する塗料はウレタンでした。またかなり大雑把な見積書で、この様な見積書を平気で出す業者はろくな塗装業者では有りません。安さに気を取られて粗悪な施工をされてしまわぬ様に見積説明は詳しく聞いて良い塗装業者をお選び頂きたいと思います。
 見積書の作成に1週間位頂きたいと思います。宜しくお願いします。