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さいたま市緑区、H様邸の屋根塗装と外壁塗装は塗装と防水の工程が完了しました。
雨戸はケレンして不良塗装膜てを撤去してからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。色褪せていた雨戸も濃い茶色に輝いています。施工前は部分的に雨戸の色が違っていましたが統一された事で落ち着きました。
外壁の縦目地コーキングも打替が完了しました。打替の方法は以下の通りです。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両サイドにテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がして完了です。
使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで2階、1階それぞれの外壁色に合わせたので自然な仕上がりになりました。
バルコニーの床防水は伸縮目地を撤去してひび割れ箇所はコーキングで補修を行いました。そしてプライマー(接着剤)を塗布しウレタン防水層を形成しトップコートを行いました。
ウレタン塗膜防水と言うのは施工中にはドロドロした液体ですが乾くとゴムの様なウレタンで継ぎ目の無いシームレスな防水層を形成する方法の事です。シート防水と比べると雨もりが発生した際等にどこが剥がれているのか、穴が空いているのか等見つけやすい点が利点です。シート防水の補修を何度頼んでも雨漏りが止まらなかったという話をよく聞きますが、これは不具合箇所を適切に見つけられなかったため補修に見落としが発生するからです。
また、地震等で多少の歪みが起こっても割れたり剥がれたりする心配が無いところが利点です。
門灯の台は目荒らしをして上塗を、水切と基礎の通気口格子も目荒らしをしてクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で上塗を行いました。
塀は2階外壁と同じパーフェクトトップ/ND-371明るい茶系ベージュで中塗と上塗が完了しました。
エアコンホーステープは上巻をし、エアコンホースカバーの取付も完了しました。最後にダメ拾いを行いました。ダメ拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り不良個所の補修も完了しました。
これで塗装工程は全て完了しました。残るは足場の解体のみとなりました。キレイに仕上がっているのは分るのですが、足場が解体されお住まいの全貌が見える時がいつもワクワクします。とても楽しみです。
※ 7月29日から昨日8月1日までの作業内容をまとめました。