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2024/8/11 (日)
さいたま市浦和区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積

さいたま市浦和区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市浦和区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市浦和区のY様より屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコートの見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
 Y様は塗装業者をインターネットで探され、シーベースを見つけたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 早速現状調査に伺いました。環境の良い住宅地に立つ築24年の2階建てで初めての塗装工事です。
 屋根はスレート瓦で層間剥離を起こしていました。棟板金は釘浮きやジョイントの隙間も見られました。
 層間剥離というのは何重にも重なっている層が分離して膨らんでしまった状態の事です。それぞれの層が薄くなってしまっているためバリバリに割れていました。
 これはとても厄介でシーベースの技術力ならば塗装でも可能ですが、通常は葺替が必要になる案件です。
 釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。棟板金のジョイントでは折り曲げ加工部分がきちんと咬み合わせがされていなかったので浮いてしまっている箇所が有りました。これ等の箇所は強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 破風・鼻隠はセメント板であちこち塗装が剥離していました。ジョイント部分に隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。 そのためケイ酸カルシウム板の軒天から湿気やカビが抜け出ようとして黒ずみが出ていました。
 外壁は窯業系サイディングでした。窯業系サイディングと言うのはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。無塗装の物、着色した物、インクジェットで様々な色や模様を付けたデザインの美しい物(意匠サイディング)等が有ります。
 Y様邸の外壁は意匠サイディングで反りやひび割れがあちこちに見られました。 外壁は釘で胴縁に固定されているのですが釘の周囲の外壁が何か所か割れていました。
 胴縁というのは外壁材を固定するための下地材のことで、角材や板状です。柱や間柱(柱と柱との間に入れる垂直材)との間に300~455mmの間隔で入れるのが一般的です。
 胴縁には、垂直方向に入れるものを縦胴縁、水平方向に入れるものを横胴縁があります。こちらのお住まいでは縦に入っていました。外壁はかなり脆くなっていました。
 外壁のジョイントコーキングは全滅していました。ほとんどの箇所でひび割れや剥離が起こっていました。
 バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが、表面のトップコートは寿命が来ており、ひび割れが目立ちました。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 シャッターボックスや水切はアルミ製でした。シャッターボックスは1ヶ所、何故か無い所が有りました。Y様によると家の周りで落ちていた事は無かったとの事ですので竣工時に取り付けし忘れてしまったのか謎です。
 全体的に大分劣化が進んでいました。虫歯に例えると表面のエナメル質が傷んで、象牙質も浸食され神経まで侵されている状態でした。できるだけ早く補修した方が良いと思います。
 見積書の作成に1週間から10日程頂きたいと思います。宜しくお願いします。