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2024/9/4 (水)
上尾市のH様と屋根塗装と外壁塗装の契約

上尾市のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼   上尾市のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 上尾市のH様へ見積説明に伺ったところ即決で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコートのご契約を頂きました。大変有難うございました。
 H様は2020年に屋根塗装と外壁塗装を施工させて頂いたさいたま市大宮区のH様のご両親様です。
 元々さいたま市大宮区のH様はインターネットでシーベースを見つけたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 昨年秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 シーベースで施工されたお客様は、ご満足頂けた事でリピーターになって下さったりお客様のご紹介を頂いたりと、とても有難い存在です。シーベースのホームページのお客様の声を見るとこの事が良く解ります。
 住宅地に立つ今年築10年になる2階建てで初めての塗装工事です。とても大きなお住まいで建売住宅の1.7倍位有りました。お庭も広々としていて色々な種類の花々が美しく咲いていました。羨ましい限りです。
 屋根はスレート瓦でソーラーパネルが乗っており、塗装面積は屋根全体の約2/3位になります。
 屋根板金は僅かですが釘浮きが見られました。釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいますので塗装の際にはきちんと処理をしなければなりません。
 板金のジョイントにも僅かに隙間が有りました。この隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 H様邸のアスファルトルーフィングは改質タイプなので15年から20年の耐久性が有ります。
 ただ一般的な住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になりますので雨水の侵入し易い箇所はシーリングが必要です。
 と、いう事で屋根は棟板金のジョイントをシーリングし、釘浮き補修をしてからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-103ココナッツブラウン(濃い茶)で塗り替えます。
 この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。自治体によっては遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 破風・鼻隠はセメント板で僅かにひび割れが見られました。またジョイント部分のコーキングは経年劣化で縮んで来ているので充填した方が良いと思います。
 破風・鼻隠は隙間を補修し、目荒らしてから同社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえます。
 目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 軒天はサイディングを使用していました。外壁との取合には僅かに隙間が見られましたのでこちらもシーリングしてから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで塗りかえます。
 外壁は2種類の窯業系サイディングでした。窯業系サイディングと言うのはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。
無塗装の物、着色した物、インクジェットで様々な色や模様を付けたデザインの美しい物(意匠サイディング)等が有ります。
H様邸の外壁は2種類とも意匠サイディングでした。2種類共ひび割れや反りなどは無く良好な状態でしたが色の濃い方のサイディングにはやや変色が見られました。
 2種類共、金具張り工法のため、外壁表面には釘の打ち付けが見られずきれいな仕上がりになっていました。金具張り工法と言うのはサイディングを一番下のスターターからはめ込んで、その上にまた金具で留めて徐々に上方向へ張って行く工法です。サッシ周りだけは、金具を留めただけではサイディングが反ってしまう事があるので胴縁を入れて釘で留めます。軒天とサイディングの取り合いのところも釘を打ちます。
胴縁というのは外壁材を固定するための下地材のことで、角材や板状です。柱や間柱(柱と柱との間に入れる垂直材)との間に300~455mmの間隔で入れるのが一般的です。
 胴縁には、垂直方向に入れるものを縦胴縁、水平方向に入れるものを横胴縁があります。こちらのお住まいでは縦に入っていました。外壁は2種類共、同社のUVプロテクトクリヤーで塗りかえます。
 外壁のジョイントコーキングは僅かに何か所か剥離していました。経年劣化で硬化し収縮しているのでそろそろ打替が必要な状態でした。
 この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで各外壁の目地の色に合わせて打替を行います。
 バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが、表面のトップコートは寿命が来ており、僅かにひび割れが有りました。
 この部分はよく研磨してから東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
 樋も変色やジョイント部分に僅かに隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。樋自体の材質そのものもやや弱くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。樋はクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえます。
 シャッターボックスや水切等の鉄部もやや変色が見られました。この部分もクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえます。
 全体的に築10年しか経っていないため比較的良好な状態でした。良好な状態のうちにメンテナンスした方が補修費用も少なく済みお住まい自体も寿命が長くなります。
 着工は9月17日に決定しました。どうぞ宜しくお願いします。