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2024/9/19 (木)
K様邸でバルコニーのウレタン塗膜防水工事が着工

K様邸でバルコニーのウレタン塗膜防水工事が着工    K様邸でバルコニーのウレタン塗膜防水工事が着工

 

 K様邸でバルコニーのウレタン塗膜防水工事が着工しました。K様邸は築40年前後で、何度かメンテナンスをされているとの事でした。
 K様とは見積書の説明やご契約をリモートでさせて頂きました。K様から頂いた写真ではバルコニーの防水部分は立ち上がりが無く、平場のみウレタン防水がされていました。
 これでは雨水がモルタルの立上りと平場との間から侵入してしまいます。いままでのメンテナンスを行った塗装業者は気付かなかったのか???驚きました。
 また平場とドブとの間に亀裂が有るのはウレタン塗膜防水をする際に取合部分に補強をしていないから破けてしまったのです。
 既存ウレタンが接着不良でしたので浮いている部分をカットして剥がしました。立ち上がりの現状モルタル部分は研磨してカチオンを塗布しました。
 カチオンは+(プラス)の電荷を持った「陽イオン」で、反対にアニオンは-(マイナス)電荷を持った「陰イオン」です。
 基材のコンクリートやモルタル、防水シート等は、負(-)の電気(アニオン)を帯びています。磁石と同じでプラス(+)とマイナス(-)で引き合う様にカチオンとコンクリートやモルタル、防水シート等は強い密着接着をしてくれます。
 平場はプライマー塗布後に絶縁シートを張りました。絶縁シートは下地とこれから形成するウレタン防水層の間に敷いてその間を遮断、隔絶する目的で使用します。こうする事で万一下地に様々な異常が発生した時でも表面のウレタン防水層が影響を受けなくなります。
端の方に脱気筒を設置しました。これで内部の湿気が気化しても脱気筒から抜けるため防水層の膨れも防げます。
 絶縁シートのジョイント部分は専用のテープで補強し端末や脱気筒の取付部分はガラスメッシュシートで補強してからシーリングを行いました。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 立上りと平場や平場とドブの取合をガラスメッシュシートで補強してからAGCポリマー株式会社のサラセーヌでウレタン塗膜防水の1層目の形成まで完了しました。