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上尾市のH様邸で屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の塗装やバルコニーの防水トップ、コーキングの打替等、全ての塗装工程が完了しました。終盤に天候不良に祟られなかなか作業が進まなかったので、昨日は日曜日で本来お休みなのですがお客様と相談の上、出勤させて頂きました。
付帯部分はシャッターボックスや水切の目荒らしと塗装を行いました。塗装はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで行いました。輝きを取り戻し、とてもきれいです。
バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)床防水は研磨して表面を磨き、アセトンで拭き取り、プライマーを塗布して東日本塗料株式会社のAUコートで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
最後まで残ったのは外壁のコーキングでした。軒天と外壁との取合や入隅は打増しし外壁の縦目地コーキングは以下の工程で打替を行いました。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両サイドにテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がして完了です。
使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで意匠外壁は目地の色に、単色外壁は外壁色に合わせたので自然な仕上がりになりました。
その他、エアコンホーステープの上巻やホースカバーの復旧、駄目拾いも完了しました。駄目拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り不良個所の補修も完了しました。
いよいよ残るは足場の解体です。仕上がりは見ているものの足場が無くなって全体像を見る時はいつもわくわくします。とても楽しみです。
※ 10月1日から昨日6日までの作業内容をまとめました。