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さいたま市北区のT様邸で塀の補修と塗装が着工しました。T様は2019年の春に外壁塗装をさせて頂いたリピーターのお客様です。今年初めにも交通事故後の補修工事をしたばかりなのですが、再び被害に遭われてしまったとの事です。
前回の犯人は一時逃亡してしまったのですが、その後警察に捕まった近所のご老人だったそうでT様のお住まいだけでなく、ご近所でも何件か事故を起こしているそうです。
高齢者の自動車事故は本当に恐ろしいと思います。私も運転中に何度もヒヤリとさせられ、見るとかなりの高齢のご老人という事が何度も有りました。困った社会問題です。今回は犯人は見つからなかったとの事ですが、保険金で直せるとの事でした。
T様邸の塀はブロックの上にアイカ工業株式会社のジョリパットで塗られています。独特の不規則な凸凹パターンが付いているので、このパターンを元に戻す事はかなり難しい作業になります。
2019年の外壁塗装ではジョリパットの塗りかえ用塗料、ジョリパットフレッシュを使用しました。しかし今回は下地のパターンそのものが無くなってしまっているのでまずカチオンで穴を埋めてジョリパットでパターンを作成し、仕上げにジョリパットフレッシュで塗装する事になります。
今回の傷は僅かなのですが直すとなると意外と手間が掛かります。本日初日は傷の穴埋めのために傷周りを丁寧に清掃してからカチオンで補修を行いました。
カチオンは+(プラス)の電荷を持った「陽イオン」で、反対にアニオンは-(マイナス)電荷を持った「陰イオン」です。
基材のコンクリートやモルタル、防水シート等は、負(-)の電気(アニオン)を帯びています。磁石と同じでプラス(+)とマイナス(-)で引き合う様にカチオンとコンクリートやモルタル、防水シート等は強い密着接着をしてくれます。
乾燥に時間が掛かるので本日はここまでで終了となります。