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2024/10/24 (木)
さいたま市緑区のMI様邸で屋根塗装と外壁塗装が着工

さいたま市緑区のH様邸で屋根塗装、外壁塗装工事にともなう近隣挨拶    さいたま市緑区のH様邸で屋根塗装、外壁塗装工事にともなう近隣挨拶

 

 さいたま市緑区のMI様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコート、付帯部分の塗装が着工しました。
 本日初日は足場の設置です。お隣様のご厚意でお隣様駐車場の前にトラックを停めさせて頂く事が出来、スムースに作業が捗りました。大変有難うございました。約4時間半できれいに組み上がりました。水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら慎重に作業を行いました。資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ましたので、ご近所の皆様、煩くなりまして大変ご迷惑をお掛けしました。恐縮ですが明日も高圧洗浄を行うため煩くなります。その後は足場の解体まで静かな作業になります。
 MI様は何社か塗装業者をインターネットで探され、シーベースを見つけたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 最近ではインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。これは「お客様の声」やインターネットでの評価をご覧頂いても解かると思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 MI様邸は環境の良い住宅地に立つ築13年の2階建てで初めての塗装工事です。屋根はスレート瓦で棟板金の釘浮きやジョイントの隙間が見られました。下屋根はかなり苔も発生しており殆ど撥水していない状態でした。
 釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。棟板金のジョイントでは折り曲げ加工部分がきちんと咬み合わせがされていなかったので浮いてしまっている箇所が有りました。これ等の箇所は強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 屋根板金のジョイントにはやや隙間が見られました。この隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 棟板金の釘浮きの補修や釘頭のコーキングによる留め、板金のジョイントのシーリングを行いエスケー化研株式会社の遮熱塗料クールタイトシリコン/CLR-103ココナッツブラウンで塗りかえます。これは太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 鼻隠はセメント板でジョイント部分にやや隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうするとケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出てきます。鼻隠は隙間を補修し、目荒らしてから同社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえます。
 目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 軒天は外壁との取合の隙間を補修してから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえます。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
 MI様邸の外壁は2パターンが有り、1つは模様のきれいな意匠サイディング、もう一つは凹凸の有るサイディングでした。今の時点なら意匠サイディングにクリア塗装(透明な塗料を使用して元の風合いを損なわぬ様に塗装する方法)が可能ですが、もう1.2年遅いと経年劣化で退色や変色、汚れの染み付き等でクリア塗装が出来なくなる場合が有ります。
 模様のきれいな意匠サイディング部分は日本ペイント株式会社の透明な塗料、UVプロテクトクリヤーで、単色部分は同社のパーフェクトトップ/ND503白色に近いクリーム色で塗りかえます。
 外壁のジョイントコーキングはひび割れて固くなり、寿命が来ていましたので打替が必要です。この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで意匠サイディング部分は目地の色で、単色部分は外壁色で打替を行います。
 バルコニーは2つ有り、どちらもFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが、表面のトップコートは寿命が来ていました。
 ここは東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。ここも隙間の補修をしてからクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえます。
 シャッターボックスや水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。ここもクリーンマイルドシリコン/サッシ近似色で塗りかえます。
 基礎から出ている2箇所の配管周りはシーリングが甘かったのでコーキングの打増しを行います。この部分は意外と雨水が配管を伝って基礎の内部に入り込んでしまう事が有るからです。
 それは、こちらの基礎はベタ基礎(建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎の事)になっているからです。この部分から雨水が侵入してしまうと建物内部の基礎に雨水が溜ってしまい湿気によりカビや苔の発生原因になってしまいます。
 暫くご不便をお掛けします。どうぞ宜しくお願いします。