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2024/12/29 (日)
さいたま市北区のK様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

さいたま市北区のK様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工     さいたま市北区のK様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

 

 さいたま市北区のK様邸で屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の塗装、シーリング、ベランダのFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコートが完工しました。年をまたがず年内に完工出来てホッとしています。これで新年を新しく新築したように美しいお住まいで気持ち良くお過ごしになれる事はとても良かったと思います。工事期間中、長い間ご不便をお掛けしました。
 最後に残っていた作業は横樋塗装やバルコニーの笠置塗装、シャッターボックス塗装、水切塗装、ウッドデッキの塗装と駄目拾いでした。ウッドデッキは足場のベースが有ったため解体後に塗装しました。
 駄目拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り丁寧に不良個所の補修を行いました。
 塗装は施工前と同じ色にされる方や、全く異なった色にされる方、単色からツートンカラーにしたり、多彩色模様塗装にしたり等、どの様な事も可能です。
 K様のお選びになった塗装色は前回、前々回とまったく同じ色になりました。竣工当時の色彩がこのお住まいにはとても似合っていると思いました。そうして今回もまるで新築の様に美しく上品に仕上がりました。
 K様のお住まいは落ち着いた静かで緑の多い住宅地に立つ築32年のお住まいです。シーベースによる塗装工事は今回で3回目、樋の補修工事なども入れると4回目になります。お庭も広くたくさんの木々や花々等の植栽が四季折々目を楽しませてくれています。
 K様のお住まいは一見築30年以上経っている様にはとても見えない洒落た素敵なデザインで今回施工前でも、ほとんど塗装や躯体の劣化も見当たりませんでした。元々しっかりと建てられている上に定期的にきちんとメンテナンスをされているからです。虫歯と同じで傷んでから治療するよりも傷まない様に定期健診をして必要なメンテナンスをしていた方がずっと歯も建物も長持ちするのです。
 2002年に屋根塗装と外壁塗装、外壁のひび割れ補修、窓周りのシーリング、ベランダのFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコート、付帯部分の塗装工事等を施工させて頂き、2014年に再び同内容の施工に加え、屋根にはタスペーサーの装着を行いました。タスペーサーというのは株式会社セイムの屋根塗装用部材で屋根瓦が上下に重なっている隙間から雨水の排出がされやすい様にするためのポリカーボネート製のクサビ形の部品です。通気も良くし下地の材木の腐れも起きにくくするための部材です。通気が良くなると屋根の寿命だけでなく、お住まい全体の寿命も長くなります。小さな何ともないような部品ですが、これが意外と威力を発揮してくれます。
 2020年に樋の補修工事をさせて頂き、今回で4回目のご依頼になります。いつも覚えていて下さり大変有難うございます。ご夫婦ともご健在でにこやかなご様子は22年前からずっとお変わりございません。またお二人とも多趣味で元気によくお出かけになっておられるご様子は羨ましく思います。多趣味な事が若さの秘訣なのかな~・・・と、思いました。
 塗装業者選びはとても難しいと思います。見積書をごらんになって安い、と、いう事だけで業者を選んでしまったため失敗なさっている方が数多くおられます。
 以前工事をさせて頂いたお客様からの再びのご依頼は大変嬉しいものです。塗装業界はクレーム産業界と言われる程トラブルが多い業界で丁寧で優良な施工をする塗装業者を探すのはとても大変です。再びご依頼を頂けるのは大変光栄です。
 屋根はスレート瓦で表面の塗装がやや経年劣化していたものの材質等はほとんど問題が有りませんでした。前回遮熱塗装にしたため熱や太陽光によるダメージが軽減されたからだと思います。
 前回かなり丁寧な施工をしたおかげで今回は棟板金の留め釘には浮きも無くジョイントのシーリングも問題有りませんでした。シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 前回の塗装工事ではタスペーサーを使用したため雨水の抜けも良く屋根全体も湿気等は有りませんでした。
 今回も屋根塗装はエスケー化研株式会社の遮熱塗料クールタイトシリコン/CLR-110黒色で塗りかえました。これは太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 さいたま市の補助金は予算が決まっており、先着順の支給になります。K様が必要書類を提出された直後に締め切りになりましたが、さいたま市から書類の受領の通知が来たのでホッとしました。
 鼻隠も良好でジョイント部分も隙間等は発生しておらずしっかりとしていました。そのためケイ酸カルシウム板製の軒天も真っ白で染み一つ無く、内部にも湿気が有る様には見受けられませんでした。軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。艶消し白色は光を乱反射するため、より白く見えるのでお住まい全体が明るく感じます。
 鼻隠と外壁はモルタル製で22年前にひび割れの補修をしましたが今回はひび割れもチョーキングも殆ど見当たりませんでした。1ヶ所だけ細いひびが有りましたがシーリング材で埋め、痕も分からなくなりました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。K様の外壁の撥水力もしっかりしていて汚れも目立ちませんでした。窓周りのシーリングも良好でした。鼻隠と外壁はエスケー化研株式会社のセラミシリコン/SR-403ベージュで塗りかえました。
 雨戸や霧除などの鉄部や樋も変色などが少なく、とても良好な状態を保っていました。この部分は同社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 ベランダのFRP(繊維強化プラスチック)防水床も庇が有るせいかほとんど傷みは見られませんでした。
 ここは東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
 元々しっかりした造りの上に10年周期でシーベースによる塗装工事をされて来たため全体的に非常に良好な状態を保っていました。
 これだけ良好な状態ですと塗装工事はまだ5年位先でも良いのですが早め早めの定期的なメンテナンスをする方がずっとお住まいの寿命が延びます。
 今回は天候にとても恵まれました。工事期間を通して気温は低くなったものの、ほぼ快晴で穏やかな天気、青空が広がる中で気持ち良く施工が出来ました。とても12月とは思えない陽気でした。
 低温の日や霜が降りた日は特に細心の注意を払って塗装の対象物の温度や湿気に気を配りながら作業を行いました。
 K様は今回も塗装の仕上がりを喜んで下さりほっとしました。また次回、是非ご連絡をお待ちしています。どうぞ良いお年をお迎えください。大変有難うございました。