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さいたま市中央区のI様邸で外壁塗装の前に軒天と外壁の取り合いや、窓周り、換気フード周り、入隅、配管周り、ドア周りのシーリングを行いました。
サイディング外壁の縦目地ジョイントは外壁塗装後に行います。何故かと言うとこの部分は入隅箇所と違ってコーキングの充填量が多いためです。外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うので夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。外壁塗装後に打替るためにはコーキングの色を外壁に合わせたり養生したりと余計な手間暇が掛かりますが、これらを丁寧に行うからこそシーベースの塗装工事は美しいだけでなく長持ちするのです。
シーリングというのは建物を建てる時だけでなく経年劣化や建物の歪みによって発生する隙間や穴、ひび割れなどをコーキング等で埋めて塞いで雨水等が進入しない様にする事です。
軒天と外壁の取り合いは普通なら雨水が入らないのですが強風で雨が降った場合等は回り込んで侵入し易い箇所です。サッシの周りや換気フードの周り、ドア周りはコーキングが劣化していたのでシーリングを行いました。
2箇所の配管には電線が通っているのですがその出入り口はシーリングされていませんでした。1ヶ所は外壁に、もう1ヶ所は縦配管の真上です。今までも雨水は大分入り込んでいた筈なので太陽光パネルを取り付けた際にシーリングするのを忘れてしまったのだと思います。一般的な塗装業者はここまで丁寧には行いませんから気付いた時には手遅れになっていたかも知れません。丁寧で優良な施工をするシーベースをお選びになって良かったと思います。
入隅というのは外壁やサッシ等の取合が凹んでいる角の部分の事で物理的にコーキングを撤去出来ない箇所になります。これ等の部分はコーキングを上から充填します。この方法を打増しと言います。
使用したのはオート化学工業株式会社のオートンイクシードです。耐久性は約20年有り国内でトップレベルの製品です。
次の工程は外壁塗装用の養生を行うのですがコーキングが乾かないと出来ないので次回は1月15日から再開します。宜しくお願いします。
※ 1月11日の作業内容をまとめました。