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2025/2/15 (土)
さいたま市緑区のH様より屋根塗装と外壁塗装の契約

さいたま市緑区のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市緑区のH様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市緑区のH様へ見積の説明に伺い、ご夫婦お揃いで熱心に耳を傾けて頂きました。
 その結果即決で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコート、付帯部分の塗装や補修のご契約を頂きました。大変有難うございました。
 H様邸は昨年完工したご近所のお友達でMI様からのご紹介です。MI様、大変有難うございました。
元々MI様は何社か塗装業者をインターネットで探され、シーベースを見つけたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 株式会社シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
検索順位を上げるのは大変な努力と苦労が必要です。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 2023年からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 インターネットやご紹介等でうまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧で優良な塗装業者を探すのは大変です。ですので、ご紹介ですと実際にご紹介者様のお宅がどのような仕上がりになっているのか確認出来ますし、ご紹介者様の工事に対する印象も伺えるのでとても安心です。
 H様邸は環境の良い住宅地に立つ築13年の2階建てで初めての塗装工事です。敷地いっぱいに建っているため足場のベースを敷地内から組むと樋とぶつかってしまいそうでした。駐車場も足場が立つと、お車が停められなくなるので工事中の駐車場の確保が必要になります。幸いお近くに安いコインパーキングが有るとの事で、そちらへ停めて頂けるとの事で安心しました。
 屋根は寄棟造りのスレート瓦で棟板金の釘浮きやジョイントの隙間が多数見られました。何故か何か所か短い長さの板金で留められていましたが、本来は長い物で取り付けた方が雨水は侵入しにくくなります。
 寄棟造りは屋根形式のひとつで、数方向に傾斜する屋根面を持つ形状の事です。何か所か折れ曲がって谷部分も有るため、ジョイント部分からはどちらかと言うと雨もり等起きやすい構造なので注意が必要です。
 釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。これ等の箇所は強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。それが原因かと思いますがスレート瓦の重なり部分から苔の吹き出しも見られました。
 屋根は棟板金のジョイントをシーリングし、釘浮き補修と頭留やスレート瓦のひび割れ補修を行ってからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンで塗りかえます。
 この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。さいたま市では遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 鼻隠はセメント板でジョイント部分にやや隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうするとケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出てきます。H様邸の軒天は比較的良好でした。
 鼻隠には反りが見られました。湿気によって反りは大きくなるので早めに雨水の侵入経路を断つ必要が有ります。
鼻隠は目荒らししてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗りかえます。目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
 H邸の外壁は2パターンが有り、夫々単色のサイディングでした。外壁は脆くなってひび割れや小さな傷が発生していました。一部、以前取り付けていた給湯器を外したビスが、うまく取れなかった様で外壁内にめり込んで残っていました。この状態では折角塗装しても後々錆汁が出て来て汚されてしまいます。
 外壁の脇にはエコキュートが有りました。かなり外壁との隙間が狭いのですが、細いローラーと長い柄を付ければ塗装出来そうです。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでツートンカラーに塗りかえます。色見本帳をお渡ししましたので今月25日頃までにお決め頂ければ十分に間に合います。
 外壁のジョイントコーキングはひび割れて固くなり、隙間も発生していましたので打替が必要です。
 外壁のジョイント部分はオート化学工業株式会社のオートンオートンイクシードで外壁色に合わせて自然な仕上がりになるように行います。
 オートンイクシードは新たに開発された特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより国内でもトップクラスの耐久性、耐候性の「超寿命シーリング材」です。
 バルコニーは2箇所有り両方ともFRP(繊維強化プラスチック)防水になっていました。床は隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが、表面のトップコートは寿命が来ていました。
 ここは東日本塗料株式会社のAUコートで塗りかえます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が漏れ出た痕が見られ、大分汚れていました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 樋は目荒らしをしジョイントの隙間をシーリングしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗りかえます。
 換気フードやシャッターボックス、水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。ここも同様に目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコンで塗りかえます。
 基礎から出ている配管周りはシーリングが甘く問題が有りました。この部分は意外と雨水が配管を伝って基礎の内部に入り込んでしまう事が有るからです。
 この部分から雨水が侵入してしまうと内部はベタ基礎(建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎の事)に雨水が溜ってしまい湿気が抜けにくくなってしまいます。ですのでここはオートンイクシードでシーリングを行います。
 着工は3月3日になります。どうぞ宜しくお願いします。