お問い合わせ
良い業者の見分け方 お問い合わせから完工まで 成功する外壁塗装 会社案内 お客様の声 よくわかる用語集 建築に役立つ建物名称 火災保険適用 助成金について あんしん保証 シーベースブログ 協力業者募集
2025/2/18 (火)
さいたま市大宮区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積

さいたま市大宮区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市大宮区のY様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市大宮区のY様より屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコート、付帯部分の塗装や補修の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
 Y様は何社か塗装業者をインターネットで探され、株式会社シーベースを見つけたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 株式会社シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な努力と苦労が必要です。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 2023年からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 インターネットやご紹介等でうまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧で優良な塗装業者を探すのは大変です。
 早速現状調査に伺いました。Y様邸はシーベースから僅か3km弱でとても近く、環境の良い住宅地に立つ築10年の3階建てで初めての塗装工事です。敷地いっぱいに建っているため足場のベースを敷地内から組むと樋とぶつかってしまいそうでした。駐車場も足場が立つと、お車が停められなくなるので工事中の駐車場の確保が必要になります。
 屋根は1寸勾配(水平方向に10に対し垂直方向に1降りる勾配の事)で亜鉛メッキ鋼板の瓦棒でした。
 瓦棒というのは軒先まで一枚の金属板(トタンや亜鉛メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板等)を縦葺きしたものを言います。
 棟板金の釘浮きやジョイントのシーリングは確認出来ませんでした。シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 破風・鼻隠やパラペットにはセメント板の飾り板が使用されており、ジョイント部分には隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると飾り板自体が脆くなったり、内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうするとケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出てきます。Y様邸の軒天は比較的良好でした。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
 一つ目のメインは単色のサイディングで釘打ち留に、もう一つは意匠サイディングをアクセントで取り付けられ、吊り金具止めになっていました。
 吊り金具留めというのはサイディングを金具で固定して張る施工方法の事です。金具留め工法とも呼ばれます。
 釘打ち留めと異なり釘頭が目立ちにくいので美観的に優れており、地震による外壁の衝撃を吊り金具が軽減するためひび割れにくい、通気層を作るため外壁内の乾燥が保たれ、結露を防ぐ等の点が優れています。
 意匠外壁は比較的良好な状態でしたが、単色外壁はややチョーキングを起こして雨だれ染みや苔の発生、ひび割れ等が見られました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいますので注意が必要です。
 窓の周りや外壁にも飾り板が着いていましたが、どれも隙間がかなり空いていました。竣工時からこの様な状態であったろうと思われ、その隙間に埃等が溜って雨で流れたため大分外壁に雨だれ染みとなっていました。
 外壁のジョイントコーキングは僅かですがひび割れて固くなり、隙間も発生していましたのでそろそろ打替が必要です。
 バルコニーは2箇所有り両方ともFRP(繊維強化プラスチック)防水になっていました。床は隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが、表面のトップコートは寿命が来ていました。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が漏れ出た痕が見られ、大分汚れていました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。シャッターボックスや水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。
基礎から出ている配管周りはシーリングが甘く問題が有りました。この部分は意外と雨水が配管を伝って基礎の内部に入り込んでしまう事が有るからです。
 この部分から雨水が侵入してしまうと内部はベタ基礎(建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎の事)に雨水が溜ってしまい湿気が抜けにくくなってしまいます。
 見積書の作成に1週間程度お時間を頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。