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さいたま市大宮区、K様邸で屋根のカバー工法が完了しました。もともと薄いアスファルトシングルで屋根材が剥離してしまっていましたが、アイジー工業株式会社のスーパーガルテクト/GT3-711 Sジェイドチャコールでカバー工法による改修を行いました。
カバー工法というのは既存の屋根はそのまま残し、その上に新しい屋根を取り付ける方法の事です。工期が短縮出来、既存の大部分も撤去処分しないため費用を大幅に抑えることが出来ます。
スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板に遮熱性ポリエステル樹脂塗装がされ、断熱材としてポリイソシアヌレートが使用されているので軽量で優れた遮熱性と断熱性、耐久性の有る金属屋根材です。
ガルバリウム鋼板というのは、鉄の鋼板にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキで蒸着させたものです。アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食(ぎせいぼうしょく)作用、自己修復作用により従来の溶融亜鉛めっき鋼板に比べ腐食に強くなっています。どっしりとした重厚感の有る屋根へと生まれ変わりました。
途中風速11mを越える予報が有ったため足場のネットは上部の方をたたみました。ネットで風は抜けるのですがさすがに強風ですと煽られて危険です。何よりも安全第一で行きたいと思います。作業が出来る天候に戻って再びネットを張りました。
そして外壁塗装の工程に着手し、まず高圧洗浄を行いました。高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜、汚れを高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所は塗装前に丁寧にブラシで汚れを落としました。
外壁塗装の前のシーリングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで、サッシ周りと入隅、外壁のひび割れ補修を行いました。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
入隅というのは外壁やサッシ等の取合が凹んでいる角の部分の事で物理的にコーキングを撤去出来ない箇所になります。これ等の部分はコーキングを上から充填します。この方法を打増と言います。
外壁はモルタル製なので多数のひび割れが発生していました。このひび割れは注意が必要です。モルタル外壁の厚みは一般的には15~20mmが標準です。
モルタルは下地の金属の網(ラス網)に引っ掛ける様に塗られています。築7~8年位はモルタルが弱アルカリ性なのですが、経年劣化とともに徐々に中性化して行きます。そうするとひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて膨張したり切れたりして強度が落ちてしまい、最悪外壁が崩れたり落ちたりしてしまいます。特に亀の甲の様な形状のひび割れが有ると外壁が崩れ落ちてしまう事が有ります。過去に何度もその様な建物を見ています。
シーリング作業は荒れている部分を除去し、汚れを徹底的に落とし、コーキング材と基材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
コーキング材をゆっくり滑らかに、均一な量を充填します。そしてヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除いて完了です。
ひび割れ部分にはコーキングを刷り込んでから刷毛でぼかして補修痕が目立たぬ様にしました。
次の工程に移るためコーキングを乾燥させるので数日作業は空けます。
※ 2月18日から昨日24日までの作業をまとめました。