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さいたま市緑区のH様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキングの打替やバルコニー防水トップコート等、全ての塗装工程が完了しました。
屋根はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-108 アイビーブラウンで上塗が完了しました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。さいたま市では遮熱塗装や断熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。白茶けていた屋根が美しい深い茶色に輝いて生まれ変わりました。
破風・鼻隠と樋は同社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗装が完了しました。こちらも輝きを取り戻しました。
シャッターボックスと水切は目荒らしをしてクリーンマイルドシリコンを調色しサッシの近似色で塗装が完了しました。サッシと似た色なので違和感なく仕上がりました。
外壁の縦目地はオート化学工業株式会社のオートンイクシードで打替を以下の様に行いました。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両サイドにテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がして完了です。コーキング材の色は外壁色に合わせたので自然な仕上がりになりました。
バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水床は研磨して下地を整えアセトンできれいに拭き取り、プライマー(接着剤)を塗布して東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。バルコニーの中もトップコートの輝きで、とても明るくなりました。
その他、基礎の配管のシーリングや塗装、エアコンホーステープの上巻、エアコンホースカバー取付等も完了しました。
最後にダメ拾いを行いました。ダメ拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り不良個所の補修も完了しました。
これで塗装工程は全て完了しました。残るは足場の解体のみとなりました。キレイに仕上がっているのは分るのですが、足場が解体されお住まいの全貌が見える時がいつもワクワクします。とても楽しみです。
※ 3月12日から本日15日までの作業内容をまとめました。