さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区のF様へ屋根や外壁の付帯部分の塗装やバルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水床の見積説明に伺いました。熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
　静かな住宅地に立つ２階建てで築１５年のお住まいで２０２１年３月に完工したT様のお隣りでした。
　当初、バルコニーと玄関上のFRP防水床のトップコートのみ見積が欲しいとの事でした。幸いバルコニーのFRPには問題が無くトップコートは経年劣化でまずい状態になっていました。玄関の上のFRP防水部分は何と笠木の下のメッシュシートが大分はみ出したままになっていました。建てた時にこの部分を施工した業者がカットし忘れてしまった様です。
　色々と確認していくと問題点が幾つか見つかりました。屋根は瓦を留めているビスに何か所か浮きが見られましたのでビスを締め直すようにお勧めしました。このままではビスから内部の材木に雨が伝って侵入し腐らせてしまう事が有るからです。
　破風・鼻隠は亜鉛メッキの上から塩化ビニールを巻いた被覆鋼板でした。これも何かと問題が多く、経年劣化による塩化ビニールの破れが起こる場合が有るので定期的にこれを保護する意味でも塗装が必要な旨お話しし、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　軒天はケイ酸カルシウム板製でした。こちらも雨水が当たって劣化するので日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
　シャッターボックスや水切はスチール製で、こちらも錆は出ていないものの変色が進んでいるためクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　樋も大分変色していました。樋の変色は甘く見てはいけません。劣化して加水分解を起こしているからです。
　加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
　酷くなると割れて交換が必要になる場合が有りますがかなりの費用が掛かりますから定期的に塗装して保護した方が良いと思います。ここもクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　縦樋が一部破損していました。ここは部品の取り寄せが出来る様でしたら補修を行います。
　一通り説明が終わると即決でご発注下さいました。大変有難うございました。改めて契約書を作成して印を頂きに伺います。