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上尾市のF様邸で外壁塗装が完了し、付帯部分の塗装も順調に進捗中です。外壁塗装は日本ペイント株式会社のペリアートUV/pa-21ナチュラルハニー(ベージュ系)で行いました。
ペリアートUVは多彩色模様塗装用の塗料で高耐候性、高意匠性、防カビ・防藻性、微弾性機能、低汚染性等に優れています。現在16タイプの物が有り色彩やカラーチップの配合比率、大きさ等が様々です。ペリアートUVの吹付塗装は専用のスプレーガンを使用して行います。吹付塗装はかなり塗料が飛散しますので、必要以外の所に塗料が付着しない様にビニールで周囲を覆い細心の注意を払いながら行う必要があります。また塗料の中に大きさや色の違うカラーチップが入っているため均一に吹き付けなければならないので高度な施工の技術が必要です。施工は大変で、その分価格もやや高くなりますが、仕上がると美しさだけでなく高級感がぐっと増します。
まずpa-21ナチュラルハニー専用の下塗を行いました。乾燥後に上塗を吹付で行いました。丁寧に均一になる様に細心の注意を払って塗り替えました。きれいな色彩で明るく上品に仕上がりました。
鼻隠は目荒らしをしてエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。施工前はやや色褪せしていましたが輝きを取り戻しました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
横樋・縦樋ともに同様の工程と同塗料で塗りかえが完了しシャッターボックスはクリーンマイルドシリコンを調色してサッシの近似色で塗装が完了しました。調色と言うのは何色かの塗料を混ぜて色を作ります。経験を積まないと求める色合いを作るのは難しい作業になるので職人の腕の見せ所です。ぴったり同じ色にはなりませんが、かなり近い色になりました。こちらもきれいになりました。
外壁塗装のための養生も解体されましたので風通しも大分よくなったと思います。いよいよ最終コーナーです。最後まで気を抜かずに頑張ります。
※ 4月19日から昨日22日までの作業内容をまとめました。