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2025/6/30 (月)
さいたま市緑区のHO様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

さいたま市緑区のHO様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工    さいたま市緑区のHO様邸で屋根塗装と外壁塗装が完工

 

 さいたま市緑区のHO様邸で屋根塗装や外壁塗装、バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコート、付帯部分の塗装や補修、コーキングの打替が完工しました。梅雨時にもかかわらず殆ど雨の影響を受けずに順調な塗装工事になりました。
 HO様は株式会社 シーベースをインターネット検索で探されたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼が非常に増えています。とても有難い事です。
 株式会社シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索すると常にトップページに表示され続けています。
 一般消費者が塗装業者を探す場合は検索順位の上位しか見ないわけですから上位に表示される事は優位になります。検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 最近ではインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールへも投稿しています。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまく株式会社シーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧な補修や下地処理を行う優良な塗装業者を探すのは大変です。
 HO様邸は住宅地に立つ築約15年の2階建てで初めての塗装工事でした。着工時は足場設置のトラックを止めるため道路を片側通行にするので浦和警察署の道路使用許可を取りました。ところが道幅が狭く通行にやや支障が出たためHO様邸のお隣様とそのまたお隣様にお願いして駐車場をお借りしました。大変有難うございました。お陰様で短時間で足場の解体を行う事が出来ました。
 資材をハンマーで叩いて解体するので、かなりの騒音が出ました。ご近所の皆様、煩くなりまして大変ご迷惑をお掛けしました。
 HO様のお住まいの屋根は切妻形のスレート瓦で棟板金の釘浮きやジョイントの隙間が見られました。切妻屋根というのは最頂部である棟から下方向に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根で2面だけで屋根が構成される屋根形状の事で、ごく一般的な屋根の形状です。
 釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。これ等の箇所は強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 屋根の棟板金のジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。棟板金のジョイントのシーリングも必要になります。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 屋根には欠損部分が有りましたが僅かでしたので補修を行いました。棟板金の釘浮きの補修や釘頭のコーキングによる留め、板金のジョイントのシーリングを行ってからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR−142フォレストグリーンで塗りかえました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。色にもよりますが黒色や濃い茶色の場合は50~40%、白色や明るいブルー等の場合は80%以上の反射率が有りますので通常の塗料と比較すると性能の良さが分ります。今回のCLR−142フォレストグリーンは約70%の反射率になります。大分色褪せしていた屋根が美しい緑色の屋根へと生まれ変わりました。
 破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分に隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうするとケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出てきます。HO様邸の軒天も部分的に黒ずみが有りました。また、釘止めしているのですが釘頭の周りの塗装膜が変質していました。
 雨水の侵入経路を断つ必要が有りますのでジョイントの隙間をシーリングし、目荒らしをしてから同社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。破風・鼻隠も施工前はかなり変色が見られましたが輝きを取り戻しました。
 軒天はケイ酸カルシウム板製であちこち黒ずみが目立っていましたが破風・鼻隠ま隙間や外壁との取合をシーリングしたのでもう雨水は入って来ません。そして日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。艶消し白色は光を乱反射するので真っ白に見えます。そのためお住まい全体が明るくなりました。
 外壁は2種類の窯業系のサイディングボードでした。窯業系のボードはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。そのため何か所か反りの発生が見られました。一旦反ってしまうと元に戻す事は不可能です。
 片方は模様のきれいな意匠外壁でもう一方は単色の外壁でした。ただ意匠外壁は変色が激しいためクリヤー塗装は出来そうも有りません。
 外壁は全体的に撥水機能が低下して汚れの染みが激しくチョーキングが発生していました。チョーキングと言うのは、別名「白亜化」とも呼ばれ、塗装表面が紫外線や熱、雨、風などの外的要因によって劣化することにより、塗料の色成分である顔料がチョーク(白墨)のように粉状になる現象です。これは、塗膜が劣化して機能を失い、塗装表面が雨水を撥水しにくくなってしまうため雨水の吸収と乾燥を繰り返すと非常に脆くなり割れや変形を起こします。塗装を再施行しても、表面の粉状の部分と一緒に塗膜が剥がれやすくなってしまうため塗装の持ちが悪くなって効果が持続せず、再度塗り直しが必要になる事があります。シーベースでこの様な状態に塗装する場合は高圧洗浄で十分に劣化塗装膜を落とし下塗材をたっぷりと吸わせて下地を補強してから本塗装を行うので長持ちします。
 外壁塗装の方法は2階が単色に1階は多重多色塗装(ツートーン塗装)になりました。多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。
 中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。単色の塗潰しですと、のっぺりとした感じになるので多重多色塗装の方が高級感が生まれます。ただ1層余分に塗るため1工程増えるのでその分費用が掛かます。また色彩の組み合わせを失敗すると野暮ったく、安っぽくなってしまいます。シーベースでは色選びについてもアドバイスさせて頂きますので美しく仕上げる事が出来ます。
 外壁塗装は2階部分が日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-370 白色になりました。
 1階部分の多重多色塗装(ツートーン塗装)部分は中塗の溝部分が同塗料/ND-152 パステル調の中間色茶系ベージュで、上塗表面部分が同塗料/ND-372 パステル調の淡色茶系ベージュになりました。コントラスト的にソフトな外観に仕上がりました。
 2階と1階の間にはモール(帯)が有りました。これも窯業系のボードでした。上部と外壁との間に大きな隙間が発生しており雨水が流れ込んでいました。モールも釘止めしている周りの塗装膜が変質していました。
 上部と外壁との間の隙間はシーリングを行って雨水が進入しない様にしました。そして目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 コーキングは外壁の縦目地も窓周りも全滅状態で縦目地では裏側のアルミのジョイントハットも見えていました。
窯業系のサイディング外壁にとってコーキングは生命線です。コーキングの劣化によってジョイントから雨水が侵入し、乾燥してまた雨水が侵入し・・・を繰り返しているうちに木口の部分は粉に戻ってしまったり脆くなってボロボロに崩れてしまったりするからです。また劣化が進んでしまうと新しくコーキングを打っても粉になった部分とは接着が甘くなるので剥離し易くなってしまいます。
 これ等の部分はオート化学工業株式会社のオートンイクシードで打替を行いました。オートンイクシードは乾燥に時間が掛かる欠点が有りますが新たに開発された特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより国内でもトップクラスの耐久性、耐候性の超寿命のシーリング材です。2階は外壁色で、1階は溝部分の色で打替を行いましたので自然な仕上がりになりました。
 シャッターボックスや水切はスチール製でかなり変色が見られましたが錆び等は出ていませんでした。これ等の部分も目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコン15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水になっていました。隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでしたが。表面のトップコートは寿命が来ていましたので東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。バルコニーの中もとても明るくなりました。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が漏れ出た痕が見られ、大分汚れていました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
ジョイント部分の隙間を補修し、目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコン15-20B濃い茶色で塗りかえました。
 屋根のモスグリーン、2階外壁や軒天の白色、1階外壁のツートーンの薄茶、破風・鼻隠や樋、水切の濃い茶色・・・全ての色彩が上品に調和してとても美しく仕上がりました。
 グーグルビジネスプロフィールへも高評価の口コミ投稿を有難うございました。お客様にお喜び頂けた事を何より嬉しく思いました。また必要な時にはいつでもお待ちしています。大変有難うございました。