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2025/7/17 (木)
蓮田市のB様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 蓮田市のB様より、屋根塗装と外壁塗装、バルコニーの防水トップコート、付帯部分の補修および塗装、外壁の窓周りのシーリングの見積もりのご依頼をいただきました。
 蓮田市内でも数ある塗装業者の中から株式会社シーベースに見積のご依頼を下さり誠にありがとうございました。シーベースにご信頼を寄せてくださったことに、社員一同心より感謝申し上げます。
 B様は、インターネットで「蓮田市 外壁塗装」などの検索ワードを使って株式会社シーベースのホームページを見つけてくださったとのことです。
 最近では、インターネットを通じて施工業者を探す方が非常に多くなっており、弊社が日々更新している施工実績や専門的な情報発信が信頼の証となっていることを改めて実感いたしました。
 株式会社シーベースのホームページは、2016年以降「蓮田市 塗装」「蓮田市 外壁塗装」「蓮田市 塗装業者」などのキーワードでGoogleやYahoo!等で検索した場合、比較的上位に表示され続けており、多くのお客様からお問合せをいただいております。
 検索結果の上位表示には日々の努力が必要であり、実際の施工内容やお客様との丁寧な関わりを積み重ねてこそ、その評価が継続されるものと考えております。
 また近年では、インスタグラムやグーグルビジネスプロフィールを活用した情報発信にも力を入れており、施工前後の写真やお客様の声などを通じて、信頼性の高い業者であることをわかりやすくお伝えしています。こうした取り組みが、多くの方に「安心して任せられる」と感じていただける要因となっていると思います。
 さっそくB様邸へ現地調査にお伺いいたしました。B様のお住まいは、築15年の木造2階建て住宅で、今回が初めての塗装工事となります。お住まいの周囲は静かな住宅街で、緑が多く環境にも恵まれた非常に良好な立地に建てられておりました。
 屋根は寄棟造りのスレート瓦仕様でした。寄棟造りは屋根形式のひとつで、数方向に傾斜する屋根面を持つ形状の事です。
 棟板金の釘浮きや棟板金のジョイント部分の隙間、スレート瓦の重なり部分からの苔の吹き出しも確認できました。この部分からは雨水が侵入し、スレート瓦の下のアスファルトルーフィングに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 こうした症状を放置すると屋根下地である貫板や野地板が腐食する恐れがあります。弱って来ると強風時に棟板金が飛散するリスクも高まるため、早期の補修が望ましい状態です。
 補修には、浮いた釘の打ち直しと釘頭のコーキング、さらに棟板金ジョイント部へのシーリング施工が必要です。これにより、屋根全体の耐久性を向上させ、長期的な安心を確保することが可能です。
 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 鼻隠はセメント板で雨水を吸ってしまったため一部が反り返っていました。ジョイント部分には隙間も見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうすると内部の材木や建材も腐食したりシロアリに食われやすくなってしまいます。
 ケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとしてかなり黒ずみが出て汚れていました。材質もかなり脆く変質しているものと思われます。
 外壁はモルタル製でした。モルタル外壁というのはセメントや砂(骨材)、水等を混ぜて作るモルタルを使って仕上げた外壁の事です。下地材にラス網やラス板、ラスカットを張って、そこにモルタルを下塗、中塗、上塗と、引っ掛ける様に厚みを持たせて作ります。
 外壁塗装はリシンの吹付塗装でされていました。リシンの吹付塗装というのは上塗り塗料に骨材(小さな石や砂など)を混ぜ、スプレーガンを使用して吹き付けて塗装する手法です。触るとザラザラとした感触に仕上がります。
 全体的に撥水機能が低下して汚れの染みや塗装膜の焼けが有りチョーキングが発生していました。チョーキングと言うのは、別名「白亜化」とも呼ばれ、塗装表面が紫外線や熱、雨、風などの外的要因によって劣化することにより、塗料の色成分である顔料がチョーク(白墨)のように粉状になる現象です。これは、塗膜が劣化して機能を失い、塗装表面が雨水を撥水しにくくなってしまうため雨水の吸収と乾燥を繰り返すと非常に脆くなり割れや変形を起こします。塗装を再施行しても、表面の粉状の部分と一緒に塗膜が剥がれやすくなってしまうため塗装の持ちが悪くなって効果が持続せず、再度塗り直しが必要になる事があります。シーベースでこの様な状態に塗装する場合は高圧洗浄で十分に劣化塗装膜を落とし下塗材をたっぷりと吸わせて下地を補強してから本塗装を行うので長持ちします。
 ひび割れも見られました。モルタルのひび割れは侮れません。細いひび割れでも毛細管現象で雨水が内部に染み込みます。
 モルタルは中の鉄製のラス網に引っ掛けて塗られています。築7~8年位はモルタルが弱アルカリ性なのですが、経年劣化とともに徐々に中性化して行きます。そうするとひび割れから侵入した雨水が内部のラス網を錆びさせて膨張したり切れたりして強度が落ちてしまい、外壁の重みに耐えられずに最悪外壁が崩れたり落ちたりしてしまいます。特に亀の甲の様な形状のひび割れが有るとそのリスクは高まります。過去に何度もその様な建物を見ています。ですからひび割れを見つけた時は出来る限り早くひび割れを埋める等して補修が必要です。
 窓周りのシーリングは若干ひび割れや柿間が複数確認されました。シーリングは重要な防水材であり、これが劣化すると雨水が内部に侵入してしまいます。そうならぬ様にこの部分にも新たにシーリングが必要です。
 弊社では、耐久性の高い高性能ウレタン系や変性シリコン系のシーリング材を採用しており、長期的に建物を保護する工法をご提案しております。さらに、下地処理として高圧洗浄を徹底し、下塗り材で吸水防止処理を行ったうえで上塗り塗装を施すことで、耐候性・防水性の高い仕上がりが実現できます。
B様邸のバルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水になっていました。FRP防水というのは建物の屋上やバルコニーなどに使用される防水工法の一つでFiber Reinforced PlaBticBの略です。簡単に言えば、ガラス繊維を樹脂で固めて防水層をつくる工法です。
 FRP防水基材自体には問題はなく、劣化しているのは表面のトップコートのみでした。FRP防水はトップコートの再塗装によってFRPを保護し長持ちさせることが出来ます。
 シャッターボックスや換気フード、土台水切などの鉄部も変色が進み表面塗膜の劣化が見られました。
 雨樋はジョイント部の隙間から雨水の漏れた形跡があり横樋にかなりの苔が発生していました。かなり変色が進み樹脂素材が加水分解を起こして脆くなっていました。これも紫外線・水分・微生物の影響によるもので、年数が経過した住宅ではよく見られる現象です。
 これらの付帯部についても、しっかりと補修・塗装を行うことで、全体の耐久性と美観を大きく向上させることができます。弊社では、各部位ごとに最適な塗料と施工方法を選定し、細部まで丁寧に対応いたします。
 今回の塗装工事に使用する塗料は、お住まいの状態を考慮しラジカル制御型塗料やシリコン・セラミック系塗料など、耐候性・遮熱性に優れた製品を中心にご提案させていただく予定です。
 外観の美しさを保つだけでなく、住まいの寿命そのものを延ばすことにもつながります。
 調査内容を踏まえ、約1週間で詳細なお見積書をご用意いたします。施工範囲、使用塗料、工程、補修方法などを明記した、わかりやすく丁寧な書類をお届けいたしますので、どうぞご安心ください。
 蓮田市のB様、このたびは株式会社シーベースにご依頼をいただき、改めて感謝申し上げます。今回が初めての塗装工事ということで、ご不安も多いかと存じますが安心して任せていただけるよう丁寧な説明と対応を心がけてまいります。今後とも、末永くお付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

※ お客様のご要望で写真の掲載は控えさせて頂きました。