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さいたま市見沼区、A様邸で大屋根や破風・鼻隠、縦横樋、水切等の外壁の付帯部分の塗装を行っています。
大屋根はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-144 ダークグレーで塗りかえました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。色にもよりますが黒色や濃い茶色の場合は50~40%、白色や明るいブルー等の場合は80%以上の反射率が有りますので通常の塗料と比較すると性能の良さが分ります。今回塗装したCLR-144 ダークグレーですと50~40%の反射率になります。
大屋根の3面にはソーラーバネルが設置されていました。パネルの下は長い柄の付いたローラーで可能な限り奥の方まで塗装しました。変色していた屋根が輝きを取り戻しました。
破風・鼻隠や縦横樋は目荒らしをしてから同社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで中塗と上塗が完了しました。水切は同様の工程でサッシの近似色で中塗と上塗が完了しました。こちらも艶やかにきれいに塗りかえられました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の接着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は研磨して不良塗装膜を除去しアセトンで拭き取り、プライマー(接着剤)を塗布してから東日本塗料株式会社のAUコートでトップコートを行っています。エアコン室外機の下だけが残っています。この部分は、他の部分が乾燥してから、そちらへ室外機を移動して行います。
亜鉛菅は特殊なプライマーを塗布してからクリーンマイルドシリコンで塗装しました。外壁塗装のための養生も撤去しましたので風通しも良くなり、鬱陶しさも軽減されたと思います。
外壁の縦目地の打替にも着手しました。いよいよ最終段階です。これまで順調に進捗しています。最後まで丁寧に気を抜かずに進めたいと思います。
※ 8月13日から昨日16日までの作業内容をまとめました。