最新の投稿
さいたま市大宮区のK様より屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の補修と塗装、コーキングの打替の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
K様はシーベースをインターネット検索で探されたとの事です。もうかなり長い間インターネットからの見積ご依頼が非常に増えています。とても有難い事です。
株式会社シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約9年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索すると常にトップページに表示され続けています。
一般消費者が塗装業者をグーグル等で探す場合は検索順位の上位しか見ないわけですから上位に表示される事は優位になります。検索順位を上げるのは大変な苦労が要ると思います。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されるのだと思います。
2024年の1月からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールへも投稿しています。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
うまく株式会社シーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧な補修や下地処理を行う優良な塗装業者を探すのは大変です。
早速現状調査に伺いました。落ち着いた住宅地に立つ28年の2階建てで、2回目の塗装工事です。
屋根は寄棟造りの刺し棟で、スレート瓦で葺かれていました。寄棟造りは屋根形式のひとつで、数方向に傾斜する屋根面を持つ形状の事です。
こちらは棟板金の釘浮きが確認できました。この部分からは雨水が侵入し、スレート瓦の下のアスファルトルーフィングに流れてしまうため、シーリングが必要です。
アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨を弾いて雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き、屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぐ物です。
ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
シーリングというのは雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。これ等の部分から雨水が侵入してしまうとスレート瓦の下のアスファルトルーフィングに流れて行きます。
鼻隠・軒天の素材は分かりませんでしたが、目立った汚れや劣化はみられませんでした。
外壁は窯業系のサイディングボードでした。窯業系のサイディングボードというのはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。
外壁はチョーキングが発生し、全体的に撥水機能が低下しており、換気口の汚れや苔の発生が見られました。
チョーキングと言うのは、別名「白亜化」とも呼ばれ、塗装表面が紫外線や熱、雨、風などの外的要因によって劣化することにより、塗料の色成分である顔料がチョーク(白墨)のように粉状になる現象です。これは、塗膜が劣化して機能を失い、塗装表面が雨水を撥水しにくくなってしまうため雨水の吸収と乾燥を繰り返すと非常に脆くなり割れや変形を起こします。塗装を再施行しても、表面の粉状の部分と一緒に塗膜が剥がれやすくなってしまうため塗装の持ちが悪くなって効果が持続せず、再度塗り直しが必要になる事があります。シーベースでこの様な状態に塗装する場合は高圧洗浄で十分に劣化塗装膜を落とし下塗材をたっぷりと吸わせて下地を補強してから本塗装を行うので長持ちします。
外壁のジョイントコーキングは比較的良好で、今回は何もしなくて良い様に感じました。
窯業系のサイディング外壁にとってコーキングは生命線です。コーキングの劣化によってジョイントから雨水が侵入し、乾燥してまた雨水が侵入し・・・を繰り返しているうちに木口の部分は粉に戻ってしまったり脆くなってボロボロに崩れてしまったりするからです。また劣化が進んでしまうと新しくコーキングを打っても粉になった部分とは接着が甘くなるので剥離し易くなってしまいます。
バルコニーの床は図面や確認した様子だとコンクリート製なので、本来は塗装の必要はありませんが、万が一の為メーカーに確認中です。
霧除はスチール製で塗装膜には劣化による変色や何か物などが当たったことによる剥がれ箇所が見られました。
樋も箇所によりやや変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものもやや脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
これが酷くなると強風等で歪んだ際に割れてしまう事が有り交換が必要になる事が有ります。樋の交換費用は意外と掛かるもので建坪約100㎡程度のお宅の場合足場代も含めると50万円前後掛かります。
全体的に大分劣化が進んでいました。虫歯に例えると表面のエナメル質が傷んで、象牙質も浸食され神経まで侵されている状態でした。できるだけ早く補修した方が良いと思います 細かく計算し、正確な見積書を作成するために1週間位頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
大変有難うございました。