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2016/4/29 (金)
チョーキング現象の主な原因

 チョーキング現象とは、雨風による外部的なダメージによって外壁表面の顔料がチョークのような粉状となってしまう現象で、外壁の補修時期の目安ともなるものです。

 では、このチョーキング現象はなぜ起きるのでしょうか。そもそも、外壁は顔料だけでは表面に塗布できないため、顔料と樹脂などを混ぜたもので表面をコーティングしてあります。そのコーティングしてある樹脂の部分に紫外線が当たることによって、保護成分が分解されてしまうのです。そうして顔料のみが残り粉状になってしまう、これがチョーキング現象です。

 つまり、原因は経年劣化、雨風や紫外線による外部ダメージ、そしてその他にも、下塗りを行っていないといった施工不良や価格を下げるために安価な材料を使用した、などの建築時の問題も考えられます。チョーキング現象はたいていの外壁に起きるものです。住宅の立地条件や天候などの環境も含めて、適切な処置をすれば、住宅をもっと長くきれいに使うことができます。

 チョーキング現象を住宅からのサインと受け止めて、前向きによりよい暮らしのために補修ができるとよいですね。