施工エリア | さいたま市桜区 |
使用塗料 | 屋根(塩ビ鋼鈑)/エスケー化研株式会社/クールタイトシリコン/黒色 |
施工期間 | 10日間 |
施工を終えて | 屋根が塩化ビニール巻鋼板だったためビニールが破れ錆が出ていたため破れたビニールの撤去等、通常の塗装作業には無い手間のかかる工事になりました。
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屋根の塩化ビニール鋼板のビニールが破けて錆が出ていました。
軒天が暗いグレーのせいで、お住まい全体が何となく暗いイメージになっていました。
破風・鼻隠には部分的に隙間が発生し雨水が侵入していました。
樋のジョイントにも隙間が有り、雨もりしていました。
前回の塗装の仕事が甘く、塗料の接着が悪いためあちこち塗膜剥離が有りました。
高圧洗浄
苔や不良塗膜をしっかりと落とします。この作業をきちんとしないと、塗料の吸着が悪くなり、結果的に長持ちしなくなってしまうからです。
シーベースが塗装工事を行う場合は必ず樋も清掃します。枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりするからです。
屋根-ケレン
塩化ビニール巻鋼板のためビニールが破れ錆が出ていました。
サンドペーパーやカワスキ(金ベラ)等で破れたビニールや錆を落としました。
屋根板金のジョイントシール
板金のジョイント部分の隙間をコーキングで埋めて雨水の侵入を防ぎます。
屋根の錆止塗装
錆止塗装を行う事で今後錆の発生を少なくすることが出来ます。
瓦が湾曲し、棟板金との隙間にもしっかりと錆止めを行うために吹付塗装をしました。
屋根塗装-中塗
遮熱塗料で中塗を行います。遮熱塗装は太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
また地球温暖化対策として自治体から補助金が受けられますのでお客様のご負担も若干減らす事が出来ます。
屋根塗装-上塗
中塗と上塗は同じ塗料を使います。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
破風・鼻隠や樋の目荒らし
塗装する前にナイロンタワシや極細目のサンドペーパー等で表面を均す事を目荒らしと言います。この作業をすることで不良塗膜や表面に付着していた汚れやゴミを取り除き、表面が滑らかになります。
また目に見えない微細な傷を付ける事で塗料の吸着が良くなるため長持ちします。
破風・鼻隠の隙間補修と塗装
破風・鼻隠の隙間補修後に溶剤系のシリコン塗料で塗装します。元々の色よりも大部濃くしてアクセントにします。
軒天塗装
軒天は建物の湿気を排出するので、透湿塗料を塗ります。施工前は薄暗い色彩でしたが真っ白に塗り替えられた軒天で、建物全体が明るくなりました。
外壁塗装-下塗
シーラーで下塗します。染み込ませてサイディング材の補強と、仕上げ塗料の接着を良くします。
また微細なひび割れにも染み込んで塞ぎ、雨水の侵入を防ぎます。
ひび割れ
経年劣化で弾力が無くなると僅かやーな衝撃や歪でひび割れが起こり易くなります。
この位のひび割れはシーラーでは埋まりません。
ひび割れ補修
シーリング材を摺込んでひび割れを埋めます。その後刷毛で表面を均すと補修痕は殆ど目立たなくなります。
外壁塗装-中塗
中塗と上塗は同じ塗料を使います。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
外壁塗装-上塗
思い切って外壁色を施工前と全く変えました。施工前のどんよりとした暗い色から、一気に明るい雰囲気に変わりました。
樋の目荒らし
樋のジョイント隙間補修
ジョイントは歪みや接着剤の劣化で隙間が発生し雨もりする事が有ります。
接着剤を隙間から入れたり、シーリング材で埋めて補修しました。
樋-塗装
樋は塩化ビニールで出来ているため、太陽光や雨水で加水分解(紫外線と水で劣化する事)するので、塗装する事で見た目がきれいになるだけでなく劣化を防ぎます。
霧除-塗装
同様に目荒らしをして塗装します。
シャッターBOX-塗装
エアコンホースの蛇腹カバー
経年劣化でボロボロになっていました。
エアコンホースの蛇腹カバー交換
生憎外壁と同色の物は有りませんでした。プラスチック製なのでブリードを起こしたり剥離し易いため、これは塗装しません。
色が褪せ痛みの激しかった屋根も黒々と重厚感の有る屋根へと生まれ変わりました。
破風・鼻隠や樋は黒々と輝き、軒天が真白く変身したのでお住まい全体が明るくなりました。
霧除やシャッターBOXの色を黒に統一したので落ち着きました。
屋根や破風・鼻隠、樋の黒色、軒天の白色、外壁の濃いベージュのコントラストがとても美しく、庭の花々と素晴らしく調和しています。とても良い色をお選びになったと思います。
長い間、ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。