施工内容 | 屋根の遮熱塗装、外壁のクリヤー塗装、コーキングの打替、バルコニーの防水トップコート、付帯部分の塗装 ●屋根/平板スレート瓦/エスケー化研株式会社/溶剤系、クールタイトシリコン(遮熱塗料)/CLR-103ココナッツブラウン(濃い茶) ●外壁/窯業系サイディング/日本ペイント株式会社/UVプロテクトクリヤー ●破風・鼻隠/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレー ●軒天/日本ペイント株式会社/ケンエースGⅡ/艶消し白色 ●シャッターBOX/クリーンマイルドシリコン/サッシ近似色 ●水切、樋・配管/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレー ●コーキング/オート化学工業株式会社/オートンサイディングシーラント/外壁の目地色 ●バルコニー/東日本塗料株式会社/AUコート/フォックスグレー お客様の声 >> |
施工エリア | 上尾市 |
施工期間 | 約3週間 |
施工を終えて | H様は4年前に屋根塗装と外壁塗装を施工させて頂いた息子さんのご紹介です。 静かな住宅地に立つ築10年になる2階建てで初めての塗装工事です。 とても大きなお住まいで建売住宅の1.7倍位有りました。お庭も広々としていて色々な種類の花々が美しく咲いていて、家庭菜園もなさっていました。 屋根は施工前はグリーン系の色彩でしたが、濃い茶色で塗りかえました。元々模様の美しい外壁がクリア塗装(透明な塗料で施工)で蘇りました。 屋根や外壁、付帯部分等、全体の色彩バランスも見事に調和しています。良い色をお選びになったと思います。 素敵なデザインのお住まいが新築の様に美しく仕上がりました。何よりも仕上がりにご満足頂けた事を大変嬉しく思います。 長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。 |
破風・鼻隠 ジョイント部分にやや隙間が有り雨水の侵入が懸念されました。
軒天 こちらも取合部分に隙間が発生していました。
外壁 ジョイントコーキングはやや剥離や破れが見られました。
外壁 換気フードの周りには汚れが目立ちました。
バルコニー床 バルコニー床FRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートが劣化してひび割れが見られました。
高圧洗浄 苔や不良塗膜をしっかりと落とします。この作業をきちんとしないと、塗料の接着が悪くなり結果的に長持ちしなくなってしまいます。 高圧洗浄で落ちない汚れはブラッシングで落とします。 シーベースが塗装工事を行う場合は必ず樋も清掃します。枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりするからです。
屋根板金の釘浮補修 屋根板金の釘は10年もすればどこのお宅でも必ず釘浮が見られます。放置すると僅かな隙間から雨水が侵入して内部の貫板を腐らせる事が有ります。 打込んでしっかり留まらぬ場合は太い釘やビスで固定します。再び浮いて来ない様に釘頭をコーキングで接着します。一度こうしておけば再び浮いて来る事は滅多に有りません。
屋根板金のジョイントのシーリング 屋根板金のジョイントにはやや隙間が見られました。この隙間からも雨水は侵入します。 シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
屋根の下塗 スレート屋根瓦は経年劣化で脆くなるため、強風で煽られたり等してひび割れが発生します。放置するとますますひびが大きくなり欠損する事が有るためコーキングで接着して補修しました。 そしてシーラーで下塗をします。これで屋根の補強と、中塗の接着を助けます。
屋根塗装-中塗と上塗 溶剤系のクールタイトシリコン(遮熱塗料)/CLR-103ココナッツブラウン(濃い茶)で中塗と上塗を行いました。中塗と上塗は同じ塗料を使います。 合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。 遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので室温を下げてくれます。 塗料の色により光の反射率は40%から80%になります。 H様邸では濃い茶色のため約40%位の反射率になりました。
破風・鼻隠のジョイントシーリング 破風・鼻隠のジョイントには隙間が発生していたためシーリングを行って雨水の侵入を防ぎます。
破風・鼻隠の目荒らし 目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシ等で表面を擦り、微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の接着力が増して結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちん丁寧に行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
破風・鼻隠-塗装 クリーンマイルドシリコンで塗装し輝きを取り戻しました。
鼻隠部分
樋-目荒らし
樋-塗装 溶剤系シリコン塗料で塗装しました。 樋は塩化ビニール製です。塗装しないと材質そのものも弱くなって来ます。これは加水分解によるものです。 加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。 ジョイントの隙間を補修してからクリーンマイルドシリコンで塗りかえました。
軒天-塗装 軒天と破風・鼻隠や外壁との隙間を補修してからケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。 艶消し白色は光を乱反射するためより白く見えるためお住まい全体が明るく感じます。
外壁-塗装1層目 外壁でデザインの美しさを保つためにUVプロテクトクリヤー(透明な塗料)で1層目を塗ります。
外壁-塗装2層目 長年の紫外線や雨水により、外壁は一部艶を無くし、撥水性も低下していました。この塗料は溶剤系で浸透力が高いため元の色彩と輝きを蘇らせる事が出来ます。 紫外線をカットし、撥水性を高めるために外壁の寿命を長持ちさせてくれます。また汚れが付きにくく、カビや藻の発生も防いでくれます。 細かい所はハケや小さなローラーを使用して、隅々まで丁寧に塗装しました。2層塗って厚みを持たせて強度を増します。 施工前に汚れが目立っていた部分も丁寧に洗浄しブラッシングで落としたため殆ど汚れは目立たなくなりました。
外壁-コーキング打替 外壁の目地の色のコーキング材を使用しました。 コーキングが経年劣化で痩せてくると、ひび割れや剥離が発生します。すると、その部分から雨水が侵入するために内部の木部を腐らせたり、サイディングに染み込んで反りが発生したり脆くなったりします。 コーキングの上から塗装すると、コーキング剤と外壁塗料は膨張率の違いから破れる事が有ります。シーベースでは外壁塗装の後、コーキングを打替る様にお勧めしています。 この方法が正しいやり方です。 オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントを使用しました。 コーキングの施工例-1 >> コーキングの施工例-2 >>
バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水部分-研磨 表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパー、サンドペーパー等で落とします。
アセトンで拭き取り 接着を良くするためにアセトンで拭き取ります。
プライマー塗布 プライマー(接着剤)を塗ります。これは仕上げ塗料との接着を良くするためです。
トップコート 東日本塗料株式会社のAUコートでトップコートを行いました。FRPは光や水に弱いのでトップコートによってFRPが保護されます。 AUコートは駐車場の床等にも使用される耐久性に優れた塗料です。
シャッターボックス-目荒らし
シャッターボックス-塗装 クリーンマイルドシリコンを調合してサッシに近い色を作り塗装しました。
水切-目荒らし
水切-塗装 白色に近いライトグレーのクリーンマイルドシリコンで塗装しました。
施工前は明るいグリーン系の色彩でしたが、クールタイトシリコン(遮熱塗料)/CLR-103ココナッツブラウン(濃い茶)で塗り替えられて輝いています。落ち着いた色彩になりました。 撥水性も格段にアップしました。板金の隙間からの雨水の侵入も無くなり瓦の下の野地板の寿命も大幅にアップします。
軒天はケンエースGⅡで艶消しの白色に塗りかえられました。光が乱反射してお住まい全体が明るく感じられます。
外壁は汚れや変色の見られた箇所も、とても美しく輝きを取り戻しました。
玄関周りや、水切も光輝いています。
まるで新築の様に美しく仕上がりました。 大変有難うございました。