| 施工エリア | さいたま市大宮区 |
| 使用塗料 | 屋根/スレート/ガイナ/N-50 外壁本体/窯業系サイディング/ガイナ/25-70A 玄関脇の外壁(石目調)/UVプロテクトクリヤー コーキング-外壁本体/ボンドブレーカー/オート化学工業株式会社/オートンイクシード コーキング-玄関脇の外壁/オート化学工業株式会社/オートンイクシード石目調の目地色 破風・鼻隠/セメント板 エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/黒色 軒天/ケンエースGⅡ/艶消し白色 シャッターボックス・霧除・水切/スチール/ エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/黒色 樋/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/黒 バルコニー/FRP(繊維強化プラスチック)/東日本塗料株式会社/AUコート/フォックスグレー 外構/ガイナ/N-50 |
| 施工期間 | 約3週間 |
| 施工を終えて | お客様は普段過ごしている中で暑さに悩まれているとの事でした。ご自身でもインターネットで様々な情報を調べ、断熱効果の高いガイナを見つけられたそうです。屋根も外壁もガイナで塗り替えました。 配色も色選びもお客様が決められ、とてもソフトな感じに生まれ変わりました。 |
屋根は寄棟造りのスレート瓦で棟板金の釘浮きや釘抜け、ジョイントの隙間が見られました。棟板金は何か所か錆も出ていました。
軒天はケイ酸カルシウム板製で内部からの湿気やカビにより黒ずみが目立ちました。
外壁は2種類の意匠窯業系のサイディングボードでした。
コーキングはジョイントの縦目地も窓周りも全滅状態でひび割れや穴あき、隙間、剥離が見られました。
外壁の色褪せが激しく、チョーキングも発生していました。
ベランダはFRP(繊維強化プラスチック)防水床になっていました。表面のトップコートも庇が有るおかげで劣化のスピードは遅い様でしたが、寿命は来ていました。
屋根も外壁も苔や汚れを徹底して落としました。 シーベースが塗装工事を行う場合は必ず樋も清掃します。枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりするからです。 外壁の塗装膜は劣化して撥水性が失われていました。不良塗膜も落とします。この作業をきちんとしないと、塗料の吸着が悪くなり、結果的に長持ちしなくなってしまうからです。 高圧洗浄で落ちきれなかった汚れや苔は塗装前にブラッシングで落とします。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
通常、サイディング外壁の縦目地は外壁塗装後に打替ます。 何故かと言うとこの部分は入隅箇所と違ってコーキングの充填量が多いためです。 外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うので夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。 ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。 しかし今回の外壁塗装はガイナを使用するため、断熱性を高めるためコーキングを先に打ちました。
コーキングの硬化を待つために数日間乾燥を行いました。
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両サイドにテープを貼って養生します。
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。 外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
テープを剥がして完了です。
こちらも同様の工程で作業を行いました。
板金のジョイント部分の隙間をコーキングで埋めて雨水の侵入を防ぎます。
板金の中には厚さ約12㎜の貫板が入っています。シーリングをしないとジョイントの僅かな隙間から雨水が侵入し、内部の木材を腐らせてしまいます。
板金の釘は10年もすればどこのお宅でも必ず釘浮が見られます。こちらも放置すると雨水が釘を伝って侵入し、内部の木材を腐らせてしまいます。
折角釘を打ち込んでも時間が経つと再び浮いて来ます。そうならぬ様にコーキングで釘頭を留めます。
屋根はシーラーで下塗を行いました。シーラーは傷んだ箇所に良く染み込んで補強をし、微細なひび割れも塞ぎます。また仕上塗料との接着を良くする働きが有ります。
続いてガイナ/N-50グレーで中塗・上塗を行います。
落ち着いた仕上がりになりました。
天窓の隙間からも雨水が侵入する恐れがある為、シーリングを行いました。
外壁もシーラーを染み込ませて補強します。またシーラーはこの上に塗装するガイナとの接着も良くします。
中塗と上塗は同じ塗料です。3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上がります。
玄関周りだけは意匠外壁で、お客様からこの部分は雰囲気を壊したくないとの事で日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリヤーで中塗と上塗が完了しました。
塀はシーラーで下塗を行い、外壁と同塗料で塗り替えました。
ここは目荒らしをしてから、クリーンマイルドシリコンで塗装しました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗装が完了しました。施工前は黒ずみが目立ちましたが、真っ白く塗りかえられてお住まい全体が明るく感じます。
目荒らしをしてからジョイントの隙間を補修し、クリーンマイルドシリコンで塗装しました。
樋は塩化ビニール製です。塗装しないと材質そのものも弱くなって来ます。これは加水分解によるものです。
加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパー、サンドペーパー等で研磨し、アセトンで拭き取りました。 そしてFRP専用のプライマー(接着剤)を塗布しました。
塗料は東日本塗料株式会社のAUコートでトップコートを行いました。FRPは光や水に弱いのでトップコートによってFRPが保護されます。 AUコートは駐車場の床等にも使用される耐久性に優れた塗料です。
ここも目荒らしをしてから、クリーンマイルドシリコンで塗装しました。
基礎から出ている配管は取合部分にシーリングがされていませんでした。シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
この部分から雨水が侵入してしまうと内部はベタ基礎(建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎の事)に雨水が溜ってしまい湿気が抜けにくくなってしまいます。
こちらの取り合い部分はシーリングでしっかり補修を行いました。
まるで新築のように塗り替えが完了しました。
隙間箇所をシーリングしたことで、今後汚れが付きにくくなりました。
ガイナにはセラミックの粒子が含まれているため断熱効果が高いのです。そのため艶のない独特な仕上がりになります。
外壁本体とクリア塗装をした箇所のコントラストがきれいで、とても良かったと思います。青空に似合う、上品で明るくソフトな感覚に塗り替えられました。ガイナの色彩は独特です。
ここ数年、夏場の気温は高くなってきていますので、断熱塗料ガイナを選んで大正解だったと思います。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。