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さいたま市西区、S様邸の外壁塗装工事でコーキングの打替準備に昨日からの傷んだコーキングの撤去が完了し、清掃、ボンドブレーカー貼りまで進みました。
コーキングには打増と打替の2つの方法が有ります。外壁の入隅や窓廻り、フード廻り等で物理的に古いコーキングの撤去が不可能な箇所は打増(古いコーキングの上から新規にコーキングを打つ事)を行います。
サイディング外壁の縦目地は必ず打替(古いコーキングを撤去して、新たにコーキングを打ち直す事)をしなければなりません。
この部分に打増してもコーキングの接着面積が少なすぎてせいぜい2年程度の寿命しか無くなってしまうからです。
コーキングの打替は以下工程で行います。
1. 撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2. 清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープです。コーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等で家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
4.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
5.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がします。
以上の工程の中で本日は3まで進みました。明日は養生から始まりコーキングの充填作業を終える予定です。