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さいたま市西区のH様より屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートの見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。早速現状調査に伺いました。住宅地の中で築15年のお住まいでした。
H様はシーベースをインターネットで見つけられとの事です。数ある塗装業者の中からよくぞ見つけて下さったと嬉しくなりました。最近弊社のホームページからの問い合わせが増えています。シーベースのホームページは2018年に入ってからグーグル等で「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」等のキーワードで検索すると絶えずトップページに表示され、このところ検索順位も1位か2位に表示されます。とても有難い事です。
屋根は平板スレートで、塗膜は弱り北側はコケの発生も有りました。屋根板金の釘浮も何箇所か見つかりました。
何より問題なのはスレートが層間剥離(何重にも重なっている層が分離している状態)を起こしていました。これはとても厄介でシーベースの技術力ならば塗装でも可能ですが、通常は葺替が必要になる案件です。
破風・鼻隠には若干隙間が有り雨水が侵入していました。そのため軒天に雨染みが発生していました。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で構成されていました。塗装面はチョーキングが発生していました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため何箇所か外壁に反りが見られました。
この様な場合は注意が必要です。無理にビス留してしまうとそこから30㎝前後の所からひび割れが発生するからです。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
また怖いのは表面の塗装膜も経年劣化により弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまう事です。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
コーキングも劣化が激しく剥離やひび割れが発生し雨水の侵入が侵入していました。ベランダ防水はトップコートが荒れていましたが、基材のFRP(繊維強化プラスチック)はダメージが少ないためトップコートの塗り替えだけで良さそうです。
見積作成に2週間程頂きたいと思います。宜しくお願いします。