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さいたま市北区、K様邸の屋根塗装、外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが完工しました。静かな住宅地の中に建つ築16年のお住まいで初回の塗装工事です。天候不良で足踏みをしましたがようやく完工出来ました。
屋根は平板スレートで塗膜が弱りコケの発生が有りました。屋根板金の釘浮は酷く、抜け落ちてしまった部分も見つかりました。これ等を補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンCLR-103ココナッツブラウンで塗り替えました。この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。
遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
トップライト(屋根に付けられた嵌め殺しの窓)のガラスと枠の取合部分のシーリングは雨もりが起き様にコーキングで打替ました。
破風・鼻隠やモール、飾り板には隙間が有り雨水が侵入した事で軒天には雨染みが有りました。隙間補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで濃い焦げ茶色に塗り替えました。元々この部分は色の薄い色彩でしたが濃い色にした事で、輪郭がはっきりしました。
軒天は黒ずみが目立ちましたが日本ペイント株式会社のケンエースで艶消しの白色で塗り替えられ、お住まい全体がとても明るくなりました。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、塗膜はかなり弱り雨を弾かなくなっていました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまうので定期的なメンテナンスは欠かせません。
2階部分は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップND-503 白に近いクリーム色で、1階部分はND-343 やや黄と赤が混ざった茶系ベージュ塗り替えました。2階と1階のコントラストがはっきりしてとてもきれいです。
コーキングは劣化し剥離やひび割れが発生して雨水が侵入し内部の木部も腐る危険が有りましたが、オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替ました。品質も良く、色数も揃っていて、2階、1階共に外壁と同色に出来たのでとてもきれいに打替られました。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがかなり傷んでいました。デッキブラシで擦ったとの事ですが、トップコートは薄い塗膜なのでデッキブラシ等の仕様は厳禁です。柔らかい箒で水を流しながら汚れを取った方が良いです。基材は問題有りませんでしたのでライトグレーのトップコートを行いました。ベランダ内もグッと明るくなりました。
施工前は何となくぼやっとした印象でしたが見違える程きりっと締まった美しさに変身しました。
お客様にもお喜び頂けて安心しました。大変有難うございました。